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アイヌモシリのQvQのレビュー・感想・評価

アイヌモシリ(2020年製作の映画)
3.7
今のアイヌはどうしても日本にあって日本ではない部分があるから、現代に生きていくのはやはり生きづらい部分もあるだろうとは思う。国の区割をしていこうとすればこういう民族や地域は世界中どこでもどうしても出てくるし、その人たちが悩み苦しむようなことにはならないようにしないといけないと思うけど、それはなかなか難しいことなのかもしれない。

ただ、過去に見てきたドキュメンタリーなどで知ったアイヌの考えに私は今までもかなり共感出来てきたから、尊重もしたいし、その考えからは学ぶものが多いと思っている。そういう意味で、こういう映画も意味があるんだろうと思う。カントをはじめ、取り巻くみんなの気持ちもいろいろと伝わってきたし、思うものもありました。たどたどしくても気持ちが伝わる演技だったのが良かったです。

映画としては、イオマンテの儀式がどうしてアイヌにとって大切なのかをもっと具体的に伝えても良かったような気がしました。ところどころ聞き取れないまま観てたから、話し合いのとこあたりで言ってたのかな?だったらすみません。それがないとこっちの意識として、儀式の正当性が整理できなかった。そういうの全てを受け入れてこそ、民族が折り合うということかもしれないけど。

個人的にはライブハウスの場面に沼澤さん(Dr)と中條さん(B)が出てたのがうわっってなりました。
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