kazu1961

VIDEOPHOBIAのkazu1961のレビュー・感想・評価

VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)
3.6
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-469
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 ※※※/1001

🖋自身の存在すら危うくなっているラストシーンは夢幻的で秀逸。オープニングからモノクロ映像に惹きつけられます。新世界、鶴橋、西成など大坂のディープな下町が全く違ったものに見えてきます。そのテンションで、ラストまで夢幻的でそして現実的、そしてリアルで不気味。ずるずると訳わからず引き込まれる宮崎大祐監督に敬礼です。

🖋 主人公29歳の愛、一夜を共にした男に情事の動画をネット上にばらまかれたことから精神を失調していくことに。。。被害者が否応もなく社会から離脱していく苦悩をモノクロの画像とともに見事に映像化しています。主演の廣田朋菜の存在感も抜群、そしてとても神秘的、そんな彼女だからこそこの宮崎ワールドを体現しているんでしょうね。

🖋題材はリベンジポルノや性的動画の拡散、そしてその被害者を救う新興宗教などの問題提起を鋭く描いています。

😢物語は。。。(参考:公式HP より)
東京で女優になるという夢破れて故郷・大阪のコリアンタウンに帰って来た29歳の愛はそれでも夢をあきらめきれず、実家に住み、バイトをしながら演技のワークショップに通っていた。そんなある日愛はクラブで出会った男と一晩限りの関係をもつ。数日後、愛はその夜の情事を撮影したと思われる動画がネット上に流出していることに気づく。そしてすぐに男の家を訪れるが、愛は何も言い出せない。その後も連日、その夜のものと思われる動画がネット上に投稿される。もう一度男の家を訪れた時、すでにもぬけの殻だった。自分のものとは断言できないが拡散し始める映像に、愛は徐々に精神を失調し始める――。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『VIDEOPHOBIA』
原題(英題):※※※
🎥製作国 :日本
🎥初公開 :2019
日本公開 :2020/10/24
🎥上映時間 :88分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):宮崎大祐
脚本 :宮崎大祐
原作 :※※※
撮影 :
音楽 :BAKU
出演(声優):廣田朋菜、忍成修吾、芦那すみれ、サヘル・ローズ

🔸Overview (Wikipediaより)———————
「大和(カリフォルニア)」「TOURISM」で注目を集めた宮崎大祐監督が、大阪のアンダーグラウンドを舞台に、ネットワークの落とし穴から迷い込んだ異世界で追い詰められていく女性の恐怖をモノクロ映像で描いたスリラー映画。東京で女優になる夢に破れ、故郷・大阪のコリアンタウンに帰って来た29歳の愛。それでも夢を諦めきれない彼女は、実家暮らしでバイトをしながら演技のワークショップに通っていた。そんなある日、愛はクラブで知り合った男と一夜限りの関係を持つが、数日後、その時の情事を撮影したと思われる動画がネット上に流出してしまう。自分のものとは断言できないものの、動画は拡散していき、愛は徐々に精神のバランスを崩し始める。「恋するマドリ」の廣田朋菜が主人公・愛を体当たりで演じ、「リリィ・シュシュのすべて」の忍成修吾、「西北西」のサヘル・ローズが共演。
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