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公園のギィ・モケのtetsuのレビュー・感想・評価

公園のギィ・モケ(2014年製作の映画)
3.7
おうちでショートフィルムフェスティバル2020ということで、MyFFFの無料配信で鑑賞。

恋人に公園の池の真ん中でキスをすることを約束した青年ギィ・モケ。
周囲からの反発をくらいながらも、彼が選んだ選択は......。

今回配信されている他の作品と比べると、序盤こそドキュメンタリータッチ&少し荒っぽい映像に入り込めなかったものの、中盤で主人公が語るセリフから一気に引き込まれ、実は、それさえも意図されていた演出だと気づく。

「人は皆、映画を作ってる
それぞれの人生っていう映画だ。」

現実主義で冷めた仲間たちを持ちながらも、『ライオンキング』で泣いてしまうほど、ディズニーが大好きなロマンチストだった主人公。

彼らのことをバカップルと捉える人もいるだろうけれど、二人から見た世界は、そんな見方より、もっと豊かで繊細で......。

なんだか、ラストカットには『ビール・ストリートの恋人たち』のバリー・ジェンキンス監督に匹敵するほどの美しさを感じた。

参考
公園のギィ・モケ | FULL MOVIE | MyFrenchFilmFestival
https://youtu.be/ZJHT4iOj5mg
(本編はコチラ。5/25まで。)
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