鑑賞順序が逆になるけど、衝撃的だったので忘れる前にレビュー。
大好きな『RAW』のジュリア・デュクルノー監督の新作、しかもまさかのパルム・ドール受賞に、期待大で待ち侘びていた作品。
しかし、いざ蓋を開けてみたら…やってくれたなと。笑
普通に観ていると、“カー・セックス” という触れ込みは元より、エロとグロ(痛みかな?)と轟音のパレードが過ぎ去るだけの、めちゃくちゃ変な作品。
程よくない疲労感と、出演女優の裸体よりも親父の尻が脳裏に焼き付く…
それでもネタバレ厳禁で言うと、“親子” の駆け引き、そして、どこに着地するのかわからない不安定さが終始ドキドキ感を醸成し、一瞬足りとも眠くなることがなかった。
そして鑑賞中、なぜこんな変な作品が「パルム・ドール受賞」なのかを考える。
“炎” が印象的だったなと思いながらも「うーん」と唸っていたが、終盤にそれがもう一度だけ登場し、ラストにタイトルロゴがドーンッ!と出た時に気がついた。
これは「神話」なのだと。
以下、考察も何も読んでないのでただの自論です。
ただ本作は、前知識無しで観たほうがその衝撃度はデカいと思うのと、どうやってもネタバレになるから(笑)、コメント欄に記します。