じょにー

ジョン・ウィック:コンセクエンスのじょにーのレビュー・感想・評価

4.4
撃ちすぎ。撃たれすぎ。轢きすぎ。轢かれすぎ。殺りすぎ。やられすぎ。満身創痍すぎ!タフすぎ!殴りすぎ!殴られすぎ!落ちすぎ!落ちすぎ!!撃ちすぎ!!撃たれすぎ!!

そんな169分。生と死の行く末は。
もうジョン・ウィックとかじゃなくてキアヌ・リーヴスが死ぬだろと思った。4回ぐらい思った。すげえよ・・・。
なんばパークスでは上映前にこれまでのおさらい映像が流れてテンション上がりました!

ジョン・ウィックがバーバヤーガと呼ばれる所以は強さとか銃の腕とかそんなもんじゃない。その恐ろしいまでの死ななさと、何があっても獲物を向けた相手にとどめを刺さなければ過ぎ行かないといういかれた殺意の高さ。1人あたま体感で銃弾換算5、6発。贅沢な死に方でっせ。
ドニー・イェンと真田広之というアジア2大巨頭に加え、この佳境に来てまだ現れる新キャラ達(犬も出るよ!)。怒涛の登場人物の誰にも勝る殺意のしつこさは立ち向かう相手にとったら死神も同然。

久々のレビューですね。実際映画観るのも久しぶりでした!いいもん見た。今まで観た映画で1番銃撃ってた気がする。最近ネトフリ登録したのでハリポタ制覇したいと思ってますがどうなるかなー。
伊澤彩織がスタントダブルやってるっていうのは知ってたけど、乱戦でも登場してたのを見つけられて嬉しかった。3秒くらいでやられたけど多分そうだよね?
あとバワリー(ローレンス・フィッシュバーン)はもっと出張ってくれると思ってたなあ。

中ボス戦ですら「いや死ぬやろそれは」っていうダメージを食らいながら本気の音楽と迫力と共に泥臭くしぶとく闘うのが本当に素晴らしい。全編MAXの気合いで169分はかなり体力使った。このシリーズは殺陣やアクションの気持ちよさを銃弾、引き鉄、飛び道具、銃弾、銃弾!と熱量で凌駕してくるからよりダイレクトにね。
そして洋画が描くニッポンのインチキネオンは揺るがない。一部を除けば現実に近い方だったとは思うけど、こういう大作でこそただただリアルな日本を描き出してくれるのを待ってる。

コンチネンタルの窓口、シャロン役のランス・レディック氏が今年60歳で亡くなられてましたね。コンシェルジュとしての矜持が光るシャロンが好きでした。残念です。
キアヌが59歳、真田広之が62歳、ドニー・イェンが60歳。眩しすぎるよ。自分はどんなジジイになれるかな。

スーツ、銃、刀、犬、友、傷、痛み、記憶、ルール、consequence。
彼は何を掴み、報いは誰に齎されるか。ジョン・ウィック道ここに極まれり。
じょにー

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