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ジョン・ウィック:コンセクエンスのcocacorgiのレビュー・感想・評価

3.0
シンプルアクションと思ってたから、そこそこのリテラシー求められたので困惑してる。
そろそろ終わるかなと思った折り返し90分、そこから本筋80分、映画をなんにも分かってない人になってた。
今までアクションのすごさの基準とかまったく持ってなかった。なんとなく話の盛り上がりの1つとしてアクションシーンを消化していた、と気付かされた。だからそこに対する審美眼みたいなものはさほど肥えてなく、けどジョウィッはそこを突き詰めたシリーズで、メリハリもなかば無視してハリ続け、筋道は余地がないほどに明快に、キャラクターにあまり意味はない、3時間ルドヴィコ療法ちょっとキチい。
でも映画開始2時間経過(長ッッ)くらいの凱旋門人身事故バトルから、エンターザ屋内俯瞰銃撃戦とか、階段ポチョムキンエンドレスショックとか、分からないなりにもパッと見で絵面の面白さを感じれるとこもちゃんとあった。
とゆうかたぶん、プロフェッショナルでムダなく合理的な動きや思考と相反することなく感じる、そんなバカな!な瞬間が面白い作品なんだろうなと。とゆうかこう言語化してる時点でたぶんジョウィッを楽しむ流儀からかけ離れてそうなんだが。見てそのままキヌアがSUGEEEEEE!で良いんじゃねこれはたぶん。
オーサカ、屋形越え、エンドレスショック、出張ローグワン、ウェスタン、押忍ッ!日本とかパリとかガンカタ出てきて、気付いてなかったけど、おそらくは色んな国や文化のパロディはずっと詰まってたのかも知れない。そうしてラストにはアメリカの(もしかしたら映画そのものの)アクションの原点に立ち返って決着をつける、とゆうのはめちゃくちゃ粋な〆め方だったんじゃないかと思う。確かに、復讐のガンアクションってそもそもウェスタン、最初から最後までブレなかったジョウィッ。
ジョンウェインからジョンウィックへ。
マジおつかれでした、ヌ。コンセもコンチも良いけど、コンスで待ってます。


ちんこたんねるほてる
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