祖父の遺灰を巻く場所をめぐって兄弟と祖母が揉める話。
事が事だけにおざなりにできないのは分かるけど、ヒステリックな兄弟喧嘩が続く展開にげんなりした。おじいちゃんへの思い入れが強いのは分かるけど、その姿勢だけで十分なんじゃないのかな。
突然訪ねられて庭に遺灰を撒いていいか聞かれたら誰でもあの反応になるだろう。
けどなんだかんだ祖父母想いの良い孫たちかと思いきや、そこからもう一捻り。
場所や形式にこだわるのも良いけど、やっぱり一番大切なのは気持ちだと思う。
日本の葬儀費用が海外に比べてべらぼうに高いというのを本で読んだけど、葬儀にかける費用で親族がおいしいものを食べたりした方が故人も喜ぶんじゃないかなとか思ったり。
葬式とか遺灰の処遇とかって生きているうちに遺言でも書いてあれば別だけど、結局遺族のためのもの。
身内や自分が亡くなった時はみんなが納得したお別れができれば良いと思った。
