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イングリッシュ・ペイシェントのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.4
「イングリッシュ・ペイシェント」
原題「The English Patient」
1997/4/26公開 アメリカ作品 2018-065
アカデミー賞作品賞再鑑賞シリーズ
1997年第69回 アカデミー賞作品賞

第二次世界大戦期に記憶のない状態で発見された男が、少しずつ過去を思い出す恋愛映画である本作は、その一風変わった魅力と切なさで世界中を釘付けにし、1996年のアカデミー作品賞を受賞しました。
今あらためて観ると、本当豪華俳優陣です。コリン・ファースが不倫される側の夫役を演じてるのもある意味新鮮ですね。
脚本と構成も素晴らしいですね。主人公たちを載せた小型飛行機の墜落シーンで幕を開け、過去と現在が交錯しながら物語は展開します。フラッシュバック形式で過去と現在のシーンが上手く構成されており、それが自然にダイナミックに物語を進めていきます。さすがこの辺りはオスカー受賞作ですね。
不倫映画の名作である所以、官能的な不倫を描きながらも愛の尊さ、大切さを描いたところがこの作品の素晴らしさでしょうね。

第二次大戦を挟む激動の時代、二つの大陸にまたがって繰り広げられる愛のロマンを描く、官能的な映像叙事詩。世界で最も権威ある文学賞といわれるイギリスのブッカー賞を受賞したマイケル・オンダーチェの長編小説「イギリス人の患者」を、アンソニー・ミンゲラの監督・脚本で映画化。主演はレイフ・ファインズ、クリスティン・スコット=トーマス、ジュリエット・ビノシュ。共演はウィレム・デフォー、「カーマ・スートラ、ナヴィーン・アンドリュース、コリン・ファース、ユルゲン・プロホノフほか。第69回アカデミー賞で監督賞、助演女優賞(ジュリエット・ビノシュ)、美術賞、撮影賞、衣裳デザイン賞、編集賞、オリジナル作曲賞、音響賞の9部門を受賞。第54回ゴールデン・グローブ賞で作品賞、オリジナル作曲賞を受賞。97年キネマ旬報外国映画ベスト・テン第5位。
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