ひろぽん

最高の人生の見つけ方のひろぽんのレビュー・感想・評価

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)
4.4
大金持ちの実業家と博識な自動車修理工の性格も境遇も正反対の2人が、病院で相部屋となり癌で余命わずかと宣告されやり残したことを叶える「やりたいことリスト」を実行しながら残された最後の時間を前向きに生き抜いていく物語。


王道のストーリーだが主演のジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの2人の名優コンビの演技が演技に見えないほど上手で魅せられた。

死ぬ前にやり残した事を書いたリスト(通称棺桶リスト、The Bucket List)が物語のキーワードで、リストの項目がドンドン実行されていくシーンは観ていてワクワクが止まらない!
スカイダイビング、マスタングに乗る、タトゥーなど楽しい事が沢山ある中でも“死ぬほど笑う”や“世界一の美女とキスする”の粋な演出が素晴らしかった。

社会人になると学生時代とは違い親友と呼べるような友達ができにくくなる中で、こういう人生終盤のシルバーエイジの2人が出会ってから3ヶ月という短い期間で熱い“友情”が生まれるのは最高だと思う。

カーターの“星は神の最高傑作の一つだな”という言葉はロマンチックだし、
“45年があっという間に過ぎた”という言葉は印象的で言葉の重みがある。

死ぬ時期なんて知りたくないけど、知ったからこそ楽しめる事もあるんだなと思った。カーターとエドワードの行動を見ていると人生何歳からでも遅くないという挑戦する勇気と希望を貰える。

死ぬまでに「アレやれば良かった」、「これやっとけば良かった」とグチグチ言ってる暇があるなら、命尽きる最後の瞬間まで挑戦して美しく飾り付けして人生終えたい。

早速死ぬまでにやりたい事リスト作ろう😎
終わりよければすべてよしを体現していて、大切なことを教えてくれる作品。


“人生に喜びを見つけたか”


“他者に喜びを与えたか”
ひろぽん

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