ヨダセアSeaYoda

ラヴ・アフェアズのヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

ラヴ・アフェアズ(2020年製作の映画)
4.2
"道はいくつもあるが、選べる道は1つだけ。"

【STORY】
 お互いに複雑な恋愛を経験してきた男女が、互いの回想話を聞き合いながら恋愛観について語っていく。


【一言まとめ】
●素晴らしかった!!!
●どうなるのが1番幸せ?
●知らぬが花?知るが花?
●愛のルールってなんだろう。
●×××が尊過ぎて全部飛んだ


【感想】
《東京国際映画祭⑧》

 堂々と「めちゃくちゃ良かった!」と人に言えるTIFF2020作品が、ついに来ました‼️

 たくさんの選択肢から、一つだけを選び続けるのが人生。恋愛関係は特に、それを意識させられるものですよね。

 もちろん今作でも最後には、複雑に絡み合った関係が1つの終着点に行き着くわけですが、結局どうなるのが1番幸せだったんでしょう。それは神のみぞ知る、いや神すらも知り得ないのかもしれません。

 そんな、様々な「もし」を考えさせ、最後まで "正解" なんて誰も分からない、様々な想いが錯綜する恋愛劇でした!

 恋愛系は割と1度観れば満足する派なのですが、今作はまたいつか観たいです!
 かなりドロドロはしている筈なのですが、正直殆どの人物が褒められたもんじゃない行動をしているので、しんど過ぎる場面がそこまで多くなかったのも、また観たくなる要因になってますね😊

 結局 "知らぬが花" なのか "知るが花" なのかというのも今作で迷わせてくるポイントですよね!

 愛のルールとは何か。そもそも愛にルールというものは存在するのか。一般的な恋愛観に、とんでもない迷いをブチ込んでくる作品ですね。笑


 終盤は、"あの人" が尊過ぎて全物語が飛ぶほどドキドキしました。
 まあ "あの真実" が発覚した時点で「もしかしてそういうこと…?」と予想はついていたのですが、やっぱりその決断までを見せられると感動しちゃいますね。
 思い出すだけでも胸が苦しいです。


 最後になりますが…そろそろ本当に、映画で「月の光」流れるの飽きませんか?笑
 どんなに多くの作品で流されてもまだまだ多くの作品で使われるというのは、珠玉の名曲である証拠ではありますが。
 正直、あまりにも使われ過ぎて「またかよ!」と笑いが挟まって集中が一瞬切れてしまうんですよね…笑

【個人的ランキング】
《TIFF2020トップ10》
①燃ゆる女の肖像
②皮膚を売った男
❸ラヴ・アフェアズ
④ノー・チョイス
⑤スカイライン-逆襲-
⑥トラブルウィズビーイングボーン
⑦新感染半島 ファイナル・ステージ
⑧ポゼッサー
⑨モラル・オーダー
⑩スレート

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観た回数:1回
直近の鑑賞:東京国際映画祭(20.11.07)
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