霧笛の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『霧笛』に投稿された感想・評価

NEZUMI
3.2

鑑賞記録

大佛次郎の原作らしいが
脚本がしっかり整えられていたように思います
ただ最後のシーンが少々物足りないかなぁ?
「霧笛」なんだから、もっとじっくりと
小舟に漂う場面を見せてほしかった
ひょ…

>>続きを読む
話はシンプル。山口がドイツ人に助けられ、居留地で暮らす。厩舎で馬の世話をする三船に魅かれる山口。ドイツ人は三船を殺そうとするが、できない。ボートで去る二人。山口敏子と三船の顔合わせで見せる作品。

明治初期の居留地を舞台に描いた作品。
侍ヘアーからザンギリ頭になる葛藤、着物から洋服、面白くみました。
ラシャメンという言葉もはじめて聞きました。李香蘭が美しすぎます。
日本語を話す外国人俳優。この…

>>続きを読む
明治初期、日本人ポリスも立入れ無い居留地での、怪しげで異国情緒溢れるムードが堪らない谷口千吉監督の快作。妖艶で謎めいた侍の娘を山口淑子、外国人に仕え洋行を希望する馬丁の青年を三船敏郎が好演。

谷口千吉監督作品の中では評価が低いみたいだが、そんなことなかった。人間描写が一面的じゃ無いし、ストーリーも起伏があってハラハラする。難点があるとするなら少々未消化なラストだが、それもリアルと考えれば…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事