ホイットモア大統領

スネーキーモンキー/蛇拳のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

スネーキーモンキー/蛇拳(1976年製作の映画)
3.9
お口直しジャッキーで鑑賞。

蛇拳流の門下生3000人(!)を殺し、残る1人を追う鷹牙(ようが)拳マスターのシャンクワン。
一方その頃、道場の殴られ役チェン・フーはホームレス風の老人と出会い、飯を提供するなど優しく振る舞っていたが、彼こそが蛇拳流最後の1人にして蛇拳マスターのパイ・チャン・ティエンだった!!

カンフー × コメディ × 勧善懲悪の三位一体!!
ジャッキー映画といえばやっぱりこれだよな。ボッ!ボッ!ビシッ!ビシッ!と殴られただけで、「ウッ…ガクッ…」と死ぬ演出にとてつもない安心感がある笑

『蛇拳』のタイトルに対して最後にとる戦法は普通ありえないんだけど、変化できる人が生き残るという点において、コロナ禍に苦しむ経営者は本作マストです。

でも、その1番の見せ場に前歯が1本無く、破れたケツから白パンモロ見えで戦うヒーローがいると思いますか?
いるんです。それがジャッキー!!!
ニャンニャンするジャッキー、オネエなジャッキー、調子に乗るジャッキーと、五臓六腑に染みジャッキー。

OPの1分半の蛇拳演舞だけでもずっと見てられるし、“静” と “動” の使い分けが凄すぎてあれはもう腕じゃなくて蛇。曇りなき俺の眼にはそうとしか見えない。
てか、時代が時代ならポップスター:マイケル・ジャッキーとして名を馳せ、LDHには1発合格やで!!

ジャッキーとパイ爺が食うまかない飯が見た目最悪なんだけど、今回もめちゃくちゃ美味そうなんだよな…