great兄やん

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのgreat兄やんのレビュー・感想・評価

4.6
【一言で言うと】
「“テンプレ”なんぞ塗り替えろ」

[あらすじ]
マルチバースを自在に行き来できるようになった世界。マイルス・モラレスは久々に再会したグウェンに誘われ、とあるユニバースを訪れる。そこにはミゲル・オハラ(スパイダーマン2099)やスパイダーウーマンなど、選び抜かれた最強のスパイダーマンたちがいた。やがてマイルスは、愛する人と世界を同時に救うことはできないという、かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた宿命を知る...。

今作のレビューに入る前に、少し私の愚痴をお聞きください...




ここ最近レビューが溜まりすぎ&映画観なさすぎでマジやばいです😩...映画観る時間ができたと思えば飲み会やら就活やらで時間が取られるし、タイムラインも追えないしでもう嫌になってきちまうぜ…いやマジで。

一時期filmarksをもう本格的に休止しようかな…という考えも頭をよぎりましたが、今まで積み上げてきたこのレビュー&フォロワー達を見捨てる訳にもいかないわなぁ🤔…とも考えてしまったり。
そんなこんなで今日久しぶりに映画館で映画を観たのですが、やっぱこんな素ん晴らしいコンテンツを就活ごときで辞めるなんて俺はどうかしていたと痛感しましたね...そうだよ!この二十数年俺を支えてくれたのはSPIでも自己分析でも面接でもねぇ!!映画じゃあないか!!

社会の歯車になるためにこの1年を就活に身を捧げるのか!否っっ!!映画の為に身を捧げるとここに決めたっ!!“覚悟”とは、暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開くことだっ!そうだろ!ジョルノ!!

...とまぁそういうわけで今後も映画を観ていきますので、長々と茶番を書き連ねましたがここからちゃんとレビューに入ります笑。どーもすみませんでした😅

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ヤッッッッッバイなこれはマジで。映像表現の革命とも言うべきか、アニメーションでしか味わえない“クリエイティブの暴走”というのがひたすら視覚を刺激しまくる140分間だった。もはや新感覚どうこうのレベルを遥かに超越しまくってるのが開始数分でもう分かるくらい、前作含め改めて凄い映画だと認識させられましたね(・・;)...

ストーリーとしても“マルチバース”の可能性を示した意欲作とのことで頭角を表した前作でしたが、今作ではその要素を踏まえた上で更にスパイダーマンとしての“宿命”、いわゆるクモに噛まれて叔父さんが死んで…といった“テンプレ”にどう抗えるのか?といった展開にずっと釘付けでしたし、ある意味これまでお馴染みとされてきた既存の展開を大きく塗り替えるような壮大さに終始ワクワクさせられる。

更にはマルチバースにおけるスパイディのキャラの多彩さにもセンス良くて驚きですし、特にスパイダーパンクのあのキャラデザが個人的にもかなり好き。ていうかよくあんな個性が被らないスパイディを生み出せますよね...ざっと2〜300体ほどのスパイディがいたような気がしますしね笑。

とにかく前作以上に色彩感覚が多彩かつエゲツない映像表現にただただ没頭するばかりでしたし、まさに唯一無二を体現したスパイダーマンシリーズを堪能する一本でした!!

今作は前編なだけあってクリフハンガー的な終わり方を迎えるので、ストーリーの評価は完全にはまだできないものの、正直こんなクリエイティビティ溢れる作品を見せられたら次作は一体どんな凄いものを見せてくれるんだ!?という期待が半端ない。アニメーションって、ある意味無限大の可能性を秘めてますよね🤔...

スパイダーマンである意味、そしてその“正体”を誰かに伝えるという覚悟...そんな“運命”を背負ってしまった主人公マイルズは果たしてその運命を覆すことができるのか?

いやマジで...来年まで待てねぇよ😫