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夏への扉 ―キミのいる未来へ―のkoyaのレビュー・感想・評価

4.0
原作は日本では人気の高いハインラインのSF小説。
原作を読んだのは大昔なのでコールドスリープの話くらいしか覚えていませんでした。

最近、日本映画で主役というと山崎賢人と菅田将暉が快進撃を続けていますけれど、山崎賢人はいい意味でくせのないハンサムな青年というイメージ。
個人的には成田凌みたいにカメレオン的に色々なキャラクターを演じる方が好きだけど、山崎賢人はどの映画にでても山崎賢人以外何者でもない、という無難さを感じます(褒めてます)

三木孝浩監督の映画は、映画の教科書があったらならばお手本として載るような正統なまっすぐな映画を作ります。
ひねくれたような、奇をてらったようなことは一切しない。
そこが安心して観ていられるので好きですね。

やはり青春ものが多いかもしれないけれど、意地悪な視線を一切感じさせない、人間性善説の映画という気がします。
この映画で良かったのは猫のピートのパタパタという足音です。
猫はあまり足音立てないけれどもね、なんとなくこの映画の猫は足音たてて走り回るような気がします。
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