いよら

十二単衣を着た悪魔のいよらのレビュー・感想・評価

十二単衣を着た悪魔(2020年製作の映画)
3.3
伊藤健太郎主演ですが、予告見てちょっと気になり鑑賞しました。黒木瞳が監督っていうのもなんか新鮮でした。

あらすじ読んで、現代でなんとなく生きている主人公が源氏物語の世界に入って弘徽殿の女御に会うってことはわかっていんですけど、その弘徽殿の女御に諭されて生き方を改める的な話だと思っていたんです。
たしかに、生き方を改めるっていう話ではあるんですが、それがメインストーリーというよりは、結果としてという感じでした。

感想としては、源氏物語を弘徽殿の女御の視点から見てみる話でしょうか。源氏物語で悪役として描かれている女性が、実は時代の最先端の生き方をしていたのではないか、という。
源氏物語は途中まで読んだことはありますが、弘徽殿の女御に関しては、そんなにはっきりとは覚えていませんでした。桐壷の更衣のライバルで悪役ですよね。そんな人の視点からみるので、他のキャラクターがまた違う側面を持っていたりするように見えて、それはそれでなるほどと思いました。

源氏物語の世界の建物がセットだなという感じはすごくしました。


これにも伊勢谷友介が出てたんですね。
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