劇場版『ポケットモンスター』シリーズ4作目
ジョウトリーグを目指して旅を続けるサトシ一行は、気絶している少年・ユキナリと幻のポケモン・セレビィと出会う。彼らは、ポケモンハンターに追われ時を越える力によって40年前の世界からタイムスリップしてきた。傷ついたセレビィを救おうとサトシとユキナリは世界征服を目指すロケット団幹部のビシャスから無事救うができるのかという物語。
アレンジされた『めざせポケモンマスター』が流れる冒頭はやっぱり好き!
今作は「環境破壊」をとり扱った環境問題をテーマにした作品で、環境破壊=悪として描かれている。この作品が上映された2001年は環境庁が発足された年で環境問題にダイレクトに切り込んでおり、人間の生活の上には自然が犠牲になっているという事を子どもながら学べる点がいいと思う。この作品から作画が前作までと比べ格段に綺麗になっていくのも見どころの一つ。
幻のポケモン・森の守り神セレビィと、北風の化身スイクンが活躍するストーリー。
悪役として登場するロケット団最高幹部・仮面のビシャス🦹♂️
セレビィを利用し世界征服を夢みる悪者で、最後の最後まで悪を貫き通す姿はまさにロケット団最高幹部にふさわしい態度!彼の使うハッサムやニューラ、邪悪なバンギラスは悪そうな雰囲気が全面的に出ていてカッコよかった!
ロケット団したっぱのムサシ、コジロウ、ニャースたちが歯が立たないのも納得。
時を超えてきた少年のユキナリの正体が、エンディングになってオーキド博士と分かる演出はよくみてないと見逃してしまう演出。ユキナリの声優がアンパンマンと同じ声優で、口調や言い回しもアンパンマンそのもので笑った。終いにはパンも登場する始末で、意図的に狙ってるとしか考えられなかった。絶対あのパンあんぱんやろ🥖
この時の元祖ダークボールはポケモンを邪悪に染めるボールとして登場するのが印象的。そして、セレビィが邪悪に染まった時の目が怖くて子どもだったら忘れられない記憶として残りそう。
サトシがタマネギのようにしわしわになったセレビィを抱えて、セレビィの大好きなきのみを食べさせそうとするも食べられずに1個、また1個と水に落ちていくシーンはとても感動的だった。
セレビィはゲーム内だと通常プレイではゲットできないレアリティの高いポケモンだけど、そこまで強くないからこの作品を観てゲームでセレビィ使ったらショック受けそう。だけど、セレビィめちゃくちゃ可愛いんだよな!スイクンのクールな感じも相まっていい作品になってる。