原作は未読。話題作だったけど劇場公開時はスルーしていて、アマプラに上がっていたので、まあつまらなかったら止めればいいやくらいの気持ちで観始めて、完走。面白かった。
アラサーおひとりさまのみつ子の気持ちを初老のおやじがわかると言ったらおかしいだろうか。ひとりで全然楽しく過ごせているけれど孤独感や焦燥感も抱えていてかといってなかなか一歩は踏み出せず、みたいなところはとても共感する。
のんのひとり舞台。妄想でも何でもずーっとひとりでしゃべってる感じは演劇的かとも思ったが、もうとにかく泣いても怒っても笑っても、正面からどアップで撮り続けるのは映画以外の何ものでもない。それがどれも超魅力的なんだから凄い役者だよなあ。
全体的にはちょっと長く感じたけど、役者はみんな良かったし、観てよかった。イマジナリーフレンドものは最近多いけど、これは好きなやつだったな。