彦次郎

オペレーション・ローグの彦次郎のレビュー・感想・評価

オペレーション・ローグ(2019年製作の映画)
2.0
サリン爆弾製造等で世界破壊を目論むテロ組織に対して国連常任理事国が各国から集めた精鋭7人の特殊部隊がプロジェクト・ローグを敢行する戦争モノ。
この特殊部隊は案の定アメリカ人枠が多いですがアジア系、ロシア人、黒人など人種はバラエティです。というよりバラエティすぎて寧ろ統率が取り難くなっています。国連常任理事国の戦争への認識不足を批判している風刺ということなのでしょうか。
戦闘シーンの迫力のなさが感じられますが恐らくは予算不足。話の展開が遅く合間に親分のブラックマスクと参謀のメガネが野外トークしている場面がやたら多い印象です。ただ味方側より印象的なキャラはこの2人なので話を引っ張っているともいえます。観ていると笑いのない漫才みたいですが段々と愛着が湧いてこなくもありません。
フィルマークス上であらすじが書いてある通り作戦失敗のうえ隊長のダニエルが捕捉されるのですが、この作品はここで完結せずに続いていくという視聴者を唖然とさせます。タイトルにあるとおり視聴者に対して『ローグ』(ならず者の意味)だったといえましょう。
彦次郎

彦次郎