なかなか評価するのが難しい作品でした。
主演のマーサ演じるヴァネッサ・カービーはミッションインポシブルで知られている女優さんなのでしょうかね?
彼女が美しくて、ニコール・キッドマンにとても似てますね。
映画の冒頭から30分以上の出産のシーン。
長回しで、かなり観てるのがシンドイです。
ヴァネッサの出産の演技は迫り来るのがありましたが
あんなにマスカラや付けまつ毛が落ちないものなのかしら?
と細かいところが気になり、重箱の隅を突いているみたいですね💦
あと、お腹が作り物っぽかったのです。
少し、そこら辺を手抜きしないで作って欲しかったです。
マーサのパートナー(夫では無かったんですね…)ショーンを演じるのはシャイア・ラブーフ☆
川に橋を架ける作業員の親方です。
さて、マーサは自宅出産をチョイスし、そこで悲劇が起こるのですが…
じゃあ、何故に自宅出産という道をチョイスしたのか…は後に分かると思います。
一番不幸なのはマーサだし、職場に復帰しても、周りは腫れ物に触るような態度だし…
マーサとショーンが段々とぶつかり始め…
やはり、男の人の涙は胸に来ますね😢
一人で泣くしか無いのだもの。
マーサは多分30歳ぐらいなのだけれど、
ママが余りにも年老いていて、祖母?ぐらいに思えてしまうほど。
裁判を起こしたり…と色々ありますが
マーサがママに対して、色々と反抗して生きて来たのだと言うことが分かります。
自宅出産もそう…。
そのマーサとママが分り合い打ち解けて行く母娘の物語として私は捉えました。
最後は私にとっては、モンヤリしてしまって、
「一筋の光」より「確かな光」が欲しかった…そこがとてもとても残念。
マーサがいつもリンゴを食べていて、リンゴの種を発芽させて、やがてリンゴの木になる。
"Apple seeds"という題名でも良かったかもしれません。
原題は
"Pieces of Woman"
パズルのピースの事かしら?
マーサ以外にも、助産師さん、マーサのママ、マーサのイトコの弁護士…等、女性が出て来て、彼女たちを一つのパズルのピースとして表現した題名なのかも。
ヴァネッサが素敵で、ピアスとか指輪の重ね付けとかファッションとかも見てしまいました。
秋から冬、そして春へと季節の移り代わり。
川の氷が溶け、架かっていなかった橋が完成している…。
歩道によけてある汚れた雪がなんだか東京っぼかったり…
少しだけ、マーサが歩いているシーンに流れるジャズの響き…
そんなところも好きな作品でした…。
どんなにつらくても
「それでも生きて行く。」
乗り越えられない傷って、やはりあると思う…。
裁判のシーンは泣いてしまいました。