ヨダセアSeaYoda

私というパズルのヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

私というパズル(2020年製作の映画)
4.0
"あの子はそんなことのために生まれてきたんじゃない"

【STORY】
 自宅出産を選んだ夫妻。しかし突如起こった破水のタイミングで掛かりつけの助産師が来られず…


【一言まとめ】
●ヴァネッサの底力に度肝抜かれた
●一欠片のヒビ割れが全てを壊していく。
●絶望と憂鬱と希望と。


【感想】
《最近のNetflixオリジナル3貫》2貫目

 アカデミー賞ノミネート発表のタイミングで観たまま感想が眠っていた今作。深く沁みるドラマと鬼気迫る演技を楽しめる重厚な作品です!


 ヴァネッサ・カービーってこんな演技するんだ…!!と度肝抜かれました。
 出産の際の演技は表情しか分からないのに、観ていて本当に苦しくて目を覆いたくなるほどの迫真の演技だったし、中盤以降の不安定な表情も凄かったです。
 こりゃオスカーノミネートされるわ!!って感じです。


 ひとかけのヒビ割れが全てを壊す。でも、壊れても徐々に直っていくこともある。登場人物達の絶望・憂鬱・そして希望のドラマと重なるように、日付と一緒に橋が映るオシャレな演出が好きでした。

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観た回数:1回
直近の鑑賞:Netflix(21.03.20)
ヨダセアSeaYoda

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