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いとみちのkazu1961のレビュー・感想・評価

いとみち(2020年製作の映画)
3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-024
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋強い津軽訛りと口下手な女子高生が、メイドカフェで働くことをきっかけに周囲の大人たちから人生を逞しく生きる術を学んでいく姿を描いた温かな成長譚。その主人公いとの津軽弁と津軽三味線にどんどん惹き込まれていきます。強い津軽弁であるが故のリアリティと台詞が何を言ってるのかが理解できない、そのバランスに妙にハマってしまいます(笑)。

🖋青森ののどかな風景と津軽三味線を背景に、田舎で暮らす若者たちの夢や希望そして不安を繊細に描いているのは、女性監督の横浜聡子ならではの演出があってのこと。また出演者の多くが青森出身者なためその津軽弁がよりリアリティを与えていて説得力が高い作品になっています。おばあちゃん役の津軽三味線奏者の西川洋子の存在もまたリアリティを高めています。

🖋そして主演の駒井蓮もまた青森出身。陰のある口下手な演技、そして強烈な津軽弁を見事に操っているのさすがです。津軽三味線の演奏も含めて素晴らしい演技でした!!

🖋本作、作家・越谷オサムの小説を原作にした青春ドラマです。監督・脚本は横浜聡子。津軽三味線が得意な主人公を駒井蓮、彼女の父を豊川悦司、メイドカフェの先輩を黒川芽以が演じるほか、横田真悠、中島歩、お笑いタレントの古坂大魔王らが共演しています。

🖋クライマックスに向けては、温かい静かな感動がずっと続きました。主人公いとがメイドカフェで父親の豊川悦司にコーヒーを淹れるシーンではもう感動マックスでした!!

🙂Story:(参考: シネマトゥデイ)
青森県弘前市の高校に通う16歳の相馬いと(駒井蓮)は、強烈な津軽弁と人見知りが悩みの種で、大好きなはずの津軽三味線からも遠ざかっていた。そんな状況をどうにかしたいと考えた彼女は、思い切って青森市のメイドカフェ「津軽メイド珈琲店」でアルバイトを始める。当初はまごつくものの、祖母のハツヱ(西川洋子)や父の耕一(豊川悦司)、アルバイト先の仲間たちに支えられ、いとは少しずつ前を向いていく。そんな中、津軽メイド珈琲店が廃業の危機に見舞われる。

🔸Database🔸
・邦題 :『いとみち』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2021
・日本公開 : 2021/06/25
・上映時間 : 116分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジョン・ヒューストン
・脚本 : ベン・マドウ、ジョン・ヒューストン
・原作 : W・R・バーネット
・撮影 : ハロルド・ロッソン
・音楽 : ロージャ・ミクローシュ
・出演 : スターリング・ヘイドン、ルイス・カルハーン、マリリン・モンロー

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
青森県・津軽を舞台に、メイドカフェで働く人見知りな津軽弁少女の奮闘と成長を描いた青春ドラマ。「ウルトラミラクルラブストーリー」の横浜聡子監督が越谷オサムの同名小説を実写映画化し、「名前」の駒井蓮が主演を務めた。弘前市の高校に通う16歳の相馬いと。三味線を弾く時に爪にできる溝「糸道(いとみち)」を名前の由来に持つ彼女は、祖母と亡き母から引き継いだ津軽三味線が特技だが、強い津軽弁と人見知りのせいで本当の自分を誰にも見せられずにいた。そんなある日、思い切って津軽メイド珈琲店でアルバイトを始めたことで、彼女の日常は大きく変わり始める。いとを心配しながらも見守る父を豊川悦司、津軽メイド珈琲店の怪しげなオーナーをお笑いタレントの古坂大魔王、シングルマザーの先輩メイドを「二十六夜待ち」の黒川芽以がそれぞれ演じる。
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