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『ノイズが言うには』に投稿された感想・評価

4.4
自分がレズビアンであることを家族に告白するドキュメンタリー

上記の情報だけで本編を鑑賞したら、確かにその通りの内容ではあるのだが全然違う内容で驚いた。
自分がレズビアンであることを家族に告白した映画監督が、その様子を再び家族に演じてもらい、その様子を映画にし、さらにはその映画を作っている様子を撮影した多重構造のドキュメンタリー映画であった。
しかし描かれることはとてもストレートで単純明快。その為複雑さは感じず、監督の描きたいことがスっと心に入ってきた。

同性愛者であることを告白し母に「気持ち悪い」と言われた様子を反復し演じてもらい、その場面をカメラに収める。言葉の攻撃で傷つけられた監督は、撮ることによって母を傷つけるのが凄い。カメラが持つ暴力性を用いて母に反省を促させる、言わばとんでもないホームムービー。これを実行に移した監督の行動力が凄まじい。

カメラが持つ暴力性に監督自身が向き合った続編的な映画『あの優しさへ』もいずれ見たい。
『ノイズが言うには』

このタイトルの意味を考え、知った時に、心が震えた。

カメラの持つ暴力性を自覚している創作者が好きだ。というよりも信頼できる。

個人的にこの作品は単体ではなく、アンサー的作品である『あの優しさへ』を観たことによって大きく印象を変えた。

単体としてのこの作品は、拙さや過度な演出が見え過ぎてしまう。でもそれによって生まれている緊張感や不安定感と切実さ、そして何より『嘘がつけない瞬間』を捉えることができている。

この作品を目撃してしまった衝撃が、体験として強く刻まれた。だからこそ観て良かったと思える。
そもそも映画に対する点数とは?評価とは?
作品の面白さとは何か?作品の内容ではなく、その作品と対峙して自分が何を感じたのか、感じさせられたのかが大切なことではないのか。
そういったものを見つめ直す機会をくれた。

切実さ、暴力性。
監督がこの作品を上映することに対する葛藤を含めて、観ることができて良かった。
小田香さんの『セノーテ』大阪公開初日。併せてこの日から『ノイズが言うには』を含む過去作の特集上映も。
彼女の地元大阪で、以前からの支持者も含め大盛況。満員のシネ・ヌーヴォってやっぱりええわ。

初日トークショーは小田さんと同じく監督の戸田ひかるさん、映画編集の秦岳志の三人で。
秦さんが繰り返しておられた「傑作ですね」という感嘆のことばに圧倒的支持を送らせていただく。

この映画はアメリカに映画留学時代の小田さんがご家族にゲイとしての自身をカミングアウトした経緯を映像化した極めてプライベートな内容。カミングアウト前後のご本人と周囲の戸惑いから受容、さらなる結束への過程が、大学の課題制作という「創作」を記録するドキュメンタリーとしてメタ構造的に描かれる。

前作『鉱ARAGANE』公開時のトークを始め、「見たい」という質問に「まだその時ではないので…」という風なお答えが続いていたのだが、ようやく対面させていただいた。(この日はご家族、映画にも登場する友人もいらしておられた)

トークで小田さんが仰って興味深かったのは「「人」を描くことだってします」(『鉱』での人に分け入った撮り方をしないんじゃないか的な評価と対比してのお話)、「『鉱』『セノーテ』だけの自分じゃなく、これまで経てきた自分を見せなきゃ、セルフドキュメンタリーや日記映画も見てもらって、そこから」っていうところ。

小田さん自身を表現した映画としてドキュメンタリーであるとか創作であるとか、そんな「枠」なんかまるで無意味だと思い知らされる傑作です。

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