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シャドウ・オブ・ヴァンパイアのefnのレビュー・感想・評価

4.2
ムルナウのノスフェラトゥをベースにしたメタフィクション。
 現実を異化してフィルムに収めようとするイカれ監督と陽を浴び、人の温もり(血)を得て現実を生きようとする吸血鬼を対比が映画のジャンル性(ファンタジー)、リアリティを破壊している。そんなぐちゃぐちゃな内容を映画のオープニング、監督の撮影開始の台詞にはじめ、撮影終了の言葉からエンドロールにはいる流れも良い。
 映写と撮影の関係を考えさせる素晴らしい作品。
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