海暮らしのルカがアルベルトと出会い、一夏の忘れられない冒険をする。
流石はピクサー、映像が美しい。
どこまでも続く青い空と海、それにカラフルな海沿いの街は現実と非現実の狭間にあるようで、観ていてワクワクした。
二人の目を通して見ると、ポルトロッソで出会う陽気な人々、美味しそうな料理、満点の星空観賞、その全てが魅力的に映る。
子供の順応力、適応力は高くて、二人はあっという間に陸の生活に馴染んでいく。視野が広がり、好きなものを見つけた二人は生き生きとして楽しそう。
後半に描かれるルカとアルベルトのすれ違いから仲直りまでの描写は、まるで昔の自分を見ているよう。誰しもが子供時代に似たような経験をしているのではないか。
アルベルトとルカの友情に最後は涙する。
ベスパに乗って二人で世界中を周る夢、いつか実現して欲しい。