実話ベースのお話です。どんな切ない話かなと思って見てみました。暗くなりがちなお話なのですが、明るい雰囲気の中で話が進みます。
幸せの絶頂とも言えるジェンとソルのカップルは、結婚式を計画していました。しかしながら、ソルがガンにかかっていて、余命半年であることがわかります。この２人は、残された毎日を人生最高の日にしようと、結婚式を挙げる事を決意します。
ストーリーは実話ベースですので、ある程度、予想できるようなドラマが続きますが、それだけない面白さがあります。
この2人は治療にお金がかかるため、結婚式の予算がなく、友人達のサポートによりクラウドファンディングを使って世界中から資金を調達します。このクラウドファンディングは、物事の可能性を切り開いてくれますし、なかなか賢い方法だなと思いました。
私は、こういう自分の死期が迫る中での生き方を見せてくれる映画って興味があります。いつしか来るそのタイミングへの心の準備なのかもしれませんね。自分の最後には、いったい何が出来るんだろうといつも考えさせられます。
この映画では、ソルがビデオレターをジェンに送っています。ビデオっていいですよね。自分が亡くなった後にも、伝えたいメッセージや、自分の表情や声も雰囲気も残せますし、残された人には、かけがえのない思い出として残ります。
自分の可能性に疑問を持ったり進むべき方向を見失ったとき、または、病気にかかった時に見るといい映画かもしれません。きっと何かを見つけられる映画だと思います。
