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クレイジー・ワールドのkazu1961のレビュー・感想・評価

クレイジー・ワールド(2019年製作の映画)
3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-080
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋初のウガンダ映画。ウガンダのアクション映画製作会社ラモン・フィルム・プロダクションが放つ“ワカリウッド”映画の1作。ワカリウッドを代表する鬼才ナブワナIGGがメガホンをとった作品。なんと“ワカリウッド”映画の1作品あたりの製作費は約200 ドル(約2万円)というからびっくり!!

🖋とにかく最初から最後までテンション全開!!オープニングからずっと流れる奇妙なナレーション、映画の実況説明だけでなく、俳優の説明やワカリウットの説明がテンション高く流れ、そして何より日本の映画館でも有名な映画泥棒のCMの如き、海賊盤映画を取り締まる画像が何度か挿入されるのも(笑)。異常に早いカット割と相まってこのテンションの高さを作り上げています。最初にテロップで「シートベルトをつけて楽しんでくれ」と表示される通りの縦横無尽の展開にあっという間の60分です!!

🖋メインストーリーは子供がマフィアに誘拐されたことで、その親達が復讐に出向く物語。その中で誘拐された子供達自身が何故かカンフーの達人でマフィアを倒したりするのがこれまた面白い!!ウガンダで何故にカンフーとも思うのですが???

🖋エンドロールにもショッキングなテロップが入るのですが、ウガンダの子供達は貧しかったり児童誘拐にあったり生きていくすら厳しい現実があるようです。そんな子供達に映画でも活躍の場を与え、また“たくましく生きろよ!!”という強いメッセージが根底になるのが素晴らしいと思います。カルト的で破茶滅茶な作風の中に、この深いメッセージのバランスがとてもグッと印象に残る作品でした。。。

😢Story:(参考:公式サイト)
ウガンダ最凶の犯罪組織タイガー・マフィアは、幼児誘拐を繰り返していた。今回もうまくいくはずだったが、誘拐した子どもたちの中にカンフーマスターがいたことから、事態は思わぬ方向に。子どもたちは密かに脱出を計画し、さらにかつてタイガー・マフィアに娘を誘拐され妻を殺された兵士も参戦、大規模な抗争へと発展していく。

🔸Database🔸
・邦題 :『クレイジー・ワールド』
・原題 :『Crazy World』
・製作国 : ウガンダ
・初公開 : 2019
・日本公開 : 2021/09/03
・上映時間 : 63分
・受賞 : ※※※
・監督 : ナブワナ・IGG
・脚本 : ナブワナ・IGG
・原作 : ※※※
・撮影 : ナブワナ・IGG
・音楽 :
・出演 : アイザック・ニュートン・キツト、Kirabo Beatrice、Nattembo Racheal Monica、Kayibaare Fausitah、Lubega Jojo

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
アフリカ、ウガンダのアクション映画製作会社ラモン・フィルム・プロダクションが放つ“ワカリウッド”映画の1作。ワカリウッドを代表する鬼才ナブワナIGGがメガホンをとり、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020で審査員特別賞を受賞した。ウガンダ最凶の犯罪組織タイガー・マフィアは、幼児誘拐を繰り返していた。今回もうまくいくはずだったが、誘拐した子どもたちの中にカンフーマスターがいたことから、事態は思わぬ方向に。子どもたちは密かに脱出を計画し、さらにかつてタイガー・マフィアに娘を誘拐され妻を殺された兵士も参戦、大規模な抗争へと発展していく。「エクストリーム!アフリカン・ムービーフェスティバル」(2021年9月3日~/東京・新宿ピカデリー、大阪・なんばパークスシネマ)上映作品。
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