R

BLUES HARP ブルース・ハープのRのレビュー・感想・評価

BLUES HARP ブルース・ハープ(1998年製作の映画)
4.1
池内博之がイケメンすぎて哀しくなりました。ホンマにイケメン。外人とのハーフで、売春婦のおかんに捨てられて、現在はライブバーでバーテンやりながら、時々ヤクザのツテでシャブ売ってるチュウジくん。ボウズ頭で目がクリッとキリッ顔濃くてええええええなんちうイケメン😍 彼のバーのライブと、田辺誠一演じる健二というヤクザの暴力シーンを切り返ししながら、激しい文字のクレジットが出てくる冒頭は遊び心効いててとてもクール! 敵のヤクザに追われてる血まみれ健二を、たまたま出会った忠治くんがうちにかくまってあげる。翌朝、全裸で寝ている忠治くん…わーお! 坊主頭に小麦色の肌、キレイな肉体。ヤミーーー!!! いや、これは惚れるでしょ、と思ったら健二くんホンマに惚れちゃいます。最初はそのことに気づきにくいんやけど、だんだん、あー、そういう話なんだね?ってなっていく。けど、同性愛的ニュアンスはうっすらアンダートーンとして漂ってる感じ。そんなハッキリとは描かれない。健二はふつーにイメージされる通りのゴリゴリのヤクザやから。恋愛ってか野郎同士の愛、って感じにちかいかな。まぁ言うてもふつうにホモやねんけども笑 なのに健二は親分の嫁と肉体的にも精神的にも激しく不倫してて(バイなのか?)、親分の遺書を自分に有利なように書き換えて、彼女に置き換えてもらい、その後、親分を殺める計画を実行する。が、まさかの想定外、同性愛がらみが原因でマズすぎる展開になっていく。一方、忠治くんは、僕としてはぜんぜん賛同できない彼女と付き合い始めて、プロ級にブルースハープ吹けるもんやから、ライブでそれを披露したりし始めるんだけど、こっちはこっちでヤクザがらみの問題にずぶずぶとハマっていき…という流れ。三池崇史監督の映画って、バイオレント過ぎて漫画っぽいけどリアルさは強いから痛い、って作品ばかり見てきたので、現代風のポップ寄りな青春ヤクザドラマとして、こんな微妙なニュアンスを持った映画があるとは驚き。鈍感な人だったらホモセクシャルな内容に気づかない人もいるんじゃないかなってくらい。先ほどの(バイなのか?)の疑問の答えの出し方もめっちゃ面白い。ゴシゴシゴシゴシおえええええぷるぷる笑 思惑と裏切りと愛と友情が絡み合うクライマックスのあとの、あまりにあっけない最後はとっても切なくて哀しくてきれい。最後の映像のきれいさに、あれーなんか最近こんな感じ見たなぁと思ったら、HANA-BIと同じ撮影監督。ナルホド。何か男同士ってかなしい終わりが多いよね。男女みたいにべたっとしてないからなお哀しい。いやー、それにしても池内博之イケメンやったわー。近くに置いておきたい。こんなタイプのイケメン今おらんよなー。優男系ばっかり。
R

R