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インデペンデンス・デイのRのレビュー・感想・評価

インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)
3.8
おおおおおおおお!!! 意外なことになかなか面白いじゃないか!!! と思いました!!! 中盤くらいまでは……そこから面白さが一気に半分くらい?ダウンしてしまう……残念! 前半だけだったら、普通にだれにでもお勧めできるくらい面白いんちゃうかな。まず冒頭、アメリカの国旗が大気がないなか真横で固定している月面の砂が細かくガタガタ震え始め、何らかの物体がとんでもなく巨大な影を月面に落としながら地球に向かって進んでいる……え、何なんだ? と思ったら、何とめちゃくちゃに巨大な宇宙船がぐおおおおおおおおおおおおお!と進んでいます。おっきいいいいぃぃぃぃ!!!❤️ その夜、突然、月付近から異常な信号を傍受する宇宙研究センター。国防総省では、直径550キロ、質量が月の4分の1の物体が地球に向かって速度を落としてるという情報が。情報を受けた大統領は、要人を集めて会議をしていると、物体は40個ほどに分裂して直径24キロサイズになり、あと30分くらいで大気圏に突入すると、新たな知らせが入ってくる。そのころ、地球の各地で空の色が変わり始める。大気が乱れ、雲がぐおおおおおおおと凄まじい様相を見せる。あまりに異常な空の様子から目が離せない人々。偵察に向かった飛行機は、物体付近まで到達して、謎の劫火に吸い込まれ、跡形もなく消えた。いまや全世界が注目をしている空に、不気味な迫力を持ってゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴと姿を現し、都市の空を文字通り埋め尽くす、膨大な遺跡のような謎の飛行物体……呆気にとられ立ち尽くす人々、パニックに駆り立てられ逃げ出す人々、大喜びで高層ビルの屋上に集まり、ウェルカムパーティーに浮かれる人々、そんな中、とあるテレビ局のエンジニアが、偶然物体からの信号をとらえ、それが攻撃開始へのカウントダウンだと気づく……という流れで、この時点で魅了されるのが、まったく音を立てることなく、何の意志も感じさせないまま、ただ圧倒的に空を覆う、あまりにも広大な、正体不明の飛行物体と、そのあまりの不気味さ! 鳥肌モノです! まじで怖い! こんなことがもし現実に起こったとしたら、そのすさまじい迫力で身動きが取れなくなってしまうだろう! その威圧感! ワクワクがとまらん! しかし、それと同時にさらにそれを超えるワクワクが、まず、米国大統領を演じるのが、妖しいセクシーな色気をぷんぷん漂わせすぎなビルプルマン! この人の周囲だけ映画の雰囲気がデヴィッドリンチ化してますけど! こんな大統領がいたらその色気に全世界が衝撃を受け、圧倒され、畏怖の念でひれ伏すでしょう! そして、恋人とその息子と、のんびり休暇を過ごしている空軍戦闘機のパイロット、スティーブンを演じるのが若き日のウィルスミス!!! えええええ!!! 若い頃のウィルスミスかわいすぎひん?! ウーパールーパーみたいな顔してるやん!!! どんだけかわいん! しかも、体格が完ぺきすぎて……ただただ垂涎🤤 この二人のイケメンのために快楽ホルモン駄々洩れになった脳みそがジンジンするのを感じながら、チョコレートを食べてたらさらにホルモン増大で、脳が痺れてるようなヘロヘロ状態でさらに鑑賞を続けていると、テレビ局のエンジニア君デイヴィッドは、何と、ザ・フライのジェフゴールドブラムではありませんか! この人も、こうやって見るとなかなかのイケメンじゃないか。特濃セクシー系オタク。もうUFOのことなぞそっちのけで、大統領の色気、スティーブンのパーフェクトな上半身、デイヴィッドのつぶらなぎょろ目に夢中! この映画やばくねーか!!! と思ってたら、カウントダウンが終わり、ぱっかーーーーーーーん! ビカビカビカビカぎゅおおおおおおおん!!! チュドーーーーーーーーーーーーん!!! わーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!🙌🙌🙌 ほのおがぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!! 皆さん、勢ぞろいで、パニックを起こして、必死で逃げてる!!! ハハハハハハハハハハハハハハハハハハ🤣🤣🤣 どう考えても間に合いませんし、どっちに逃げてもほのおです!!! すげーーーーーーーーほのおの迫力がすげーーーーーーーーーー!!! 呑み込まれる! 呑み込まれる! ゲイドン! あーーーーーーーーーはっはっはっはっはっは!!! 笑いがとまらない🤣 と、とと、ところが……まさかここがこの映画の……ピークになろうとは……ここから先、本作の面白さは一気に下降線をたどっていきます。ちょっとネタバレになりますが、どうせ見ても同じくらいがっかりだと思うんで、簡単に言わせていただくと、まぁなんか適当に宇宙船と宇宙人の弱点が見つかって、計画立てて、実行して、成功して、民族を超えた人類のインディペンデンスデイ! てな感じで終わるのですが、なぜ面白くなくなったかというと、なんか攻撃受けたあとの圧倒的な絶望感が、たちどころに楽天的で能天気な雰囲気に変わって、あ、こりゃ特にピンチとかなくすいすいエイリアンとっちめて終わりそうだな、と思ってると、ほんまにそうなっちゃうんです。子どもが見ても楽しめる娯楽映画を目指した映画なのかもしれないけど、さすがにこんなに悲壮感なく、どこまでも深い安心感しかなかったら、子どもも退屈するのではないか。エイリアンの見た目もぜんぜん怖くなく、おもちゃみたいやし、巨大UFOから飛び出して来るちっこいやつとの追っかけっこもSTGみたいで全然迫力ないし、うーむ🤔、と思って見ていました。ただ、さすがエメリッヒ監督というべきか、それぞれのシーンのあらゆるところに細かく程よいイケメンが配置してあって、特におもんないのにイケメンを目で追いかけているだけで楽しい、という力技を使って、最後まできちんと見せてくれます。拳銃を撃つ男と、機械に向かって時折発言する男性ひとりと、軍の中のマッチョ君ひとり、このあたりがオススメのイケメンです。あと、前半に声が極度にしわがれたゲイっぽいおっさんキャラがいたり、ウィルスミスといちゃつくバディーキャラがいたりするのも特徴的。それにしても、すごいスター俳優率だな、とも思いました! あのHALすら出演して、ハロー,Daveって言ってて泣けました。あー、あと、もうひとつマイナスポイントが。とにかく延々と壮大な音楽がかかりすぎ! うるさくて気が滅入る! ストーリーが終わって、めちゃくちゃ多い関係者のエンドクレジットが、そこそこでかいフォントで無数に出てくるときも、それがジャンジャンうるさい音楽と共に延々と、ほんとうに延々と続いて、え、クレジットに終わりくるん?と不安になるほどだった。前半の殲滅攻撃までだったら、☆4つ超えそうや!と楽しみにしてたけど、結局最終的には現在のスコアとなりました。はっきり言って映画としてはオススメできませんが、ちょっと変わった角度から作られたイケメンパラダイスだと思えば、見れなくはないと思います。ただ、再鑑賞するほどのパラダイスではありません。と思っていたが、じわじわパラダイスにもう一度投じたい気も………
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