ベスト用
監督として不遇な環境下で製作せざる
おえなかったエイリアン3
初長編で監督としてのキャリアが早くも
終止符か、な状況だったフィンチャーが
放った起死回生の一編
よくもまぁこんな救いようのない
嫌な気分になる脚本に金を出そうと
思ったなぁ
映画会社が1番の貢献者かもしれない(笑)
カイル・クーパーのオープニングロール
からフィンチャー節が炸裂
上から下に流れるエンドロールまで
陰湿で不穏な緊張感が最後まで持続
中盤でのブラピ夫婦とフリーマン三人が
ディナーをする、作中、唯一の微笑ましい
シーンがラストにガツンと効いてくる
構成も素晴らしい
箱の中身を見たフリーマン
観てるこちらが、いや!そんな訳はない!
最後にまだどんでん返しがあるはずだ!
と、願ってしまうほど感情移入してしまう
ラストの展開
映画史に刻まれる結末といっても
過言じゃないと思う