もりりた

セブンのもりりたのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
4.0
地方赴任になったミルズ刑事
退職間近のサマセット刑事と殺人事件捜査
自分を認めないサマセットに苛立つミルズ
しかしミルズの妻トレイシーとの
交流を通じ相棒として仲を深めていく
一方で猟奇殺人は続く
現場に残されたキーワードから
キリスト教の7つの大罪との
繋がりを察したサマセット
しかし犯人の手掛かりは掴めず
猟奇殺人の連鎖が続いていた


静かな場面中心 でも決して退屈せず
何が起きるかのスリルで目が離せない😳

口数は少ないサマセットだが存在感大アリ
感情的なミルズと対照的で
今に至る経験値の分厚さを感じる

トレイシーは新生活に不安を吐き出す
刑事の仕事は想像・感情移入しにくいが
近くで見る一般人的な葛藤が伝わって
よりリアリティが増す✨

彼女との繋がりがフックになった
クライマックスは凄いインパクトでした👊


全体に緊張感漂うが
一方で空気を緩める場面もある☀️

トレーシー提案のホームパーティー🍻
それぞれのプライベートを話し合い
大揺れに笑い合う3人

警察署通路のソファーで
寄り添い寝ている姿もクスっと笑える😁

蹴り破ったドアに怒るサマセット
ミルズなりのやり方で辻褄を合わせるところ
若さ故の強引さが見られて良かった💪


荒野の中 ミルズとサマセット目線と
ニュース中継のような俯瞰映像🚁
周囲の緊張が伝わり
まるで自分が渦中にいるような臨場感😵

あの状況で明かされる衝撃の真実
最善の選択を選べる人はいるのか…💦

犯人の異常性を見る側にも突きつける
衝撃的なシーンでした


残忍なやり口のインパクトが目立つ でも
なぜそんなやり方が必要だったか?

結末の動機はむしろ愉快犯の様で
足跡を残さず冷静に犯行を進める
犯人のキャラがブレた気もするし

7つの大罪に紐付き意味ありげだったが…
その理由は理解できずでした😅

知識あればより深く解釈出来るのかな🌀


エンドロールの音楽も
エッジが聞いてとてもカッコいい

名作と呼ばれるのに納得な映画です🎬
もりりた

もりりた