漱石枕流

ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~の漱石枕流のレビュー・感想・評価

3.4
前にシーランド公国についてのニュースコラムを読んだ。イギリスの領海外にある構造物を領土として独立を宣言したという実話であるが。しかし同じ話がイタリアにもあったとは!

どう考えても馬鹿馬鹿しいが、私はこういうことをする人達が好きである。型に嵌らないひとには魅力を感じずにはいられないのだ。もっとも、自分にはとても勇気はないが・・・

おもしろかったのだけど、プラットホームができあがるまでの過程が省かれていたのが残念だった。

ちなみに400平米の人工島を国と呼べるかどうかは、まず大きさよりも国家としての運営がなされているかどうかの問題だと思う。たしかにあれではヒロインが指摘していたようにただの野外ディスコだし。やはり何より国土を防衛できないとなると、国家は存続できない。

ただ、とても夢がある話である。さまざまな問題をクリアしてほんとうの意味での独立した小国がこの地球上に現れてくれたら、と期待を抱いてしまわずにはいられない。

2021/10/19 Netflixで鑑賞
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