テレザ

クラッシュ 4K無修正版のテレザのレビュー・感想・評価

クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)
3.5
あんまりハマんなくて寝ました…
原作は小説らしく(作者は「ニューウェーブSF」なるジャンルの先駆者といわれるJ.G.バラード)私は未読ですが題材が題材だけに小説だからこそ表現できた観念的な世界観だったのかもしれん…あまり映画として成功してるとは思えない。
カークラッシュでエクスタシーを感じる変態たちの織りなすセックスムービーなのだが、あまりカークラッシュ→エクスタシーの関係が描写されないのでただひたすらアホみたいにカーセックスしてるだけの映画に見えてしまうね。
勿論、檻のような社会生活からの解放だのエロスとタナトスだのそれっぽい評論は可能でしょうが、ちょっと苦しい…だって寝ちゃうから…
そもそも、車社会に生きる一人の人間として私は、序盤で主人公が脇見運転してカークラッシュさせて相手殺しといて罪に問われない上に呑気にセックスばっかしてる状況が気に入らなかったよね笑
既にそんな風に社会が無法状態にも関わらず、理性を抹殺してアウトローな変態人生を突き進むというストーリーには説得力が欠ける。
だが全編を通して流れるあの音楽は良い!不穏でいて官能的、サスペンスな重い響き。
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