『ヒーローキッズ』
原題We Can Be Heroes.
製作年2020年。上映時間100分。

どうりでなぁと納得した『スパイキッズ』シリーズのロバート・ロドリゲスが監督・脚本を手がけ、スーパーヒーローを親に持つ子どもたちが地球を守るべく戦う姿を描いたNetflixオリジナルのアクションコメディ。

ロドリゲス監督が2005年に製作した『シャークボーイ＆マグマガール 3-D』(10歳の少年が夢の中で創り上げたヒーローと一緒に大冒険を繰り広げる)の世界観を引き継いでて、シャークボーイとマグマガールの娘であるグッピーが登場する。
出演はペドロ・パスカル、ボイド・ホルブルック、プリヤンカー・チョープラー(インドの女優でモデル、加えて、20世紀最後のミス・ワールド優勝者だけあり美女)。
Netflixで2020年12月25日から配信らしいけど、知らなんだ。
見逃してたし、早速もって視聴。

お話は、
地球にエイリアンの大群が襲来し、スーパーヒーローたちが連れ去られた。彼らの子どもたちは政府の施設に匿われるが、自分たちの身に危険が迫っていることを察知し脱出。それぞれ親から受け継いだ様々な能力を駆使し、スーパーヒーローたちを救出しようとするが。。。

ヒーローの子息たちが活躍するのでは、続編が打ちきりになった『ジュピターズ・レガシー』てのがある。
1920年代から100年近くにわたって世界を守ってきたスーパーヒーローと、その子供たちの世代継承を描くドラマシリーズでしたが。
あちらにせよ、また、『MEN:ファースト・ジェネレーション』（2011）にせよ、メタヒューマンの子供たちが活躍するが、シュールさがあるし、子供の視聴者には物語に難しさがある。
しかし、今作品はすごく安っぽいんやけど、だからこそ、ちょっと好きになれる。
『シン・シティ』のみたいなエッジの効いた骨太でグロテスクなコミック映画と、
今作品や『スパイキッズ』のような奇妙で健全な映画、そしてこれを作ることができる監督のことを、本当に理解することは誰も出来ひんやろうと思います。
小説家で云えば、阿佐田 哲也が骨太の底辺層を描いた『麻雀放浪記』から、ペンネームを変えて色川 武大で純文学を書くような。
はたまた、俳優ならロバート・デ・ニーロの若かりし日の演技が前者で、後者は彼の現在の演技みたいかな。
柔軟性がある。
今作品のような、完璧な子供向けB級映画は、家族で楽しめる健全な要素をすべて持ちながら、シンプルなパッケージの中に十分な創造的要素があり、子供が何が起こっているのか、何が問題なのか、決して混乱することはないかな。
これは大人向けの映画やないけど、大人の眼と頭脳でみたら面白味はかなり半減するやろけど、疲れた眼とド頭の回転数を半減させて、子供心に戻って見れば、楽しい作品やと思います。
今作品を作った大人は、映画的な意味での大人のエンターテインメントに非常に精通してるんやし、誤解を恐れずに書くなら、これはすべてクリーンなんやけど、注意して見たら何かしらのメッセージが暗喩されてんのかと思わなくはない。
しかし、今作品を二度みるほどの精力は残ってないかな。

ヒーロー達の子供が活躍する子供向けの映画🎦
シャークボーイとマグマガールも出てきてたのでやっぱり観て良かった😊
シャークボーイがテイラーじゃないから仮面つけてたけど💦
子供向けだけど大人も一緒に見て楽しめる内容でした✨

『アベンジャーズ 』みたいなスーパーヒーローたちが強力なエイリアン軍団の前に敗れ、彼らの子供たちが地球を取り戻すために戦うという、子ども向け映画。

大人のヒーローたちも、◯◯っぽいキャラクターばかりで笑えるが、主役の子どもヒーローたちにも見覚えのあるキャラが。

車椅子に乗ったチャールズ・エグゼビアみたいなキャラ、首が伸びるのはろくろ首みたいだが手足がゴムのように伸びるルフィみたいなキャラなどなど、ヒーローと言うより、エスパーだったりスペックホルダーみたいなキャラも。

このヒーローの子供たちがチカラを合わせてエイリアンと戦うのが見どころなんだけど、映像も展開もゆるくてディズニーチャンネルのドラマ風。監督は『スパイキッズ』のロバート・ロドリゲスだから、そんな感じ。

それでも絶体絶命からのどんでん返しは子ども向けながらなかなかのもの。家族で楽しく見れるファミリー向け映画です。