アネモネ

ひかり探してのアネモネのレビュー・感想・評価

ひかり探して(2020年製作の映画)
3.8
ストーリーが進むにつれて
主人公ヒョンスがどんどんセジンと自分の孤独感を重ねていく様は見事。
脚本演出共に上手い!
一見サスペンスのように見えるけど、これぞヒューマンドラマといった観賞後の満足感。

学歴や地位、女性が声を上げる事、1人で生きるという事
これは
決して韓国だけの問題じゃなく、世界共通のテーマです。
私はこの映画を観て、
心の助けを求める勇気や、他人にどう心を開くかそして誰かの心の苦しみとどう寄り添うか
そんな人間関係の根本の大切さと、心の叫びを表に出せず生きていかなければいけないこの社会の問題を強く感じました。
「自分らしく生きる」
これがどんなに大変なことか。
けれど、この映画のタイトルと内容は
近年の韓国映画にしては光がさす映画となっていました。
これはこれで、すーっと涙が落ちるのでした。


この監督の次回作に期待大!
やっぱ韓国映画は凄いね!!
アネモネ

アネモネ