koya

ホムンクルスのkoyaのレビュー・感想・評価

ホムンクルス(2021年製作の映画)
4.0
清水崇監督のホラーというよりダークファンタジーSF映画かと。
綾野剛演じるホームレスの男に自称、研修医のマッドサイエンティスト、成田凌が近づいてきてある高額報酬を提示して人体実験を持ちかける。

額に穴を開けると脳の第六感が働き、見えないものが見えるようになる。
そして男は色々なものを見てしまうことになる。

こういう血がドバドバものは賛否両論なのですが、何よりもカメレオン役者、成田凌のマッドサイエンティストぶりがいい。
くりっとかわいい目をしていてもそこに狂気が宿っていて、ひょろひょろした身体に刺青やらピアスやらしていかにも、いかにもな恰好をしているかと思うと、普段は眼鏡に白衣の真面目そうな研修医で、成田凌百変化観てるだけで楽しい。

トータルするとあまり大事件や深刻な真相はないのですが、「見えないものが見えてしまう」というのは結構、ある話でもっと驚きの真相かと思ってしまいました。

ラストの成田凌の壊れ方が好き。
koya

koya