2022年10本目。
ポストクレジットが本編!笑
鳥獣戯画の中毒性やばい!
本編 + ポストクレジットのセットで長澤まさみのキャリアを重ねて得たカメレオン女優的真骨頂を感じた!
とはいえ、本編も大満足。
実はドラマ版を見ておらず、映画版しか見ていない身としては「プリンセス編」がテーマ的に No.1 かなと思っていたけど、この英雄編もなかなか捨て難い。
圧倒的エンタメしてるんだけど、ダー子達の真の目的がテーマとして添えられていて、それでいてそのメッセージやテーマが説教臭くないのが、良い感じだなー。
トリックや展開の裏切りに爽快に騙されるのも楽しいけど、「そもそもそういう話だったのか」という "描きたかったこと" そのものを騙されるのもすごく楽しい。
"英雄のいない国が、不幸なのではない。英雄を必要とする国が、不幸なのだ。"
冒頭に提示されたベルトルト・ブレヒトのこの名言がちゃんと伝えてくれていたんだね。
そして、何よりジェシーとスタア。。。
息遣いがちゃんと感じられる映画に作られていて、ちょっと感動しちゃった。
この数年に起きた悲しい出来事を製作陣はどう受け止めて、どう乗り越えたのかの答えを聞けた。粋だよ。
とにかく、テンポと演出とキャラクターだよなぁ。爽快爽快。