Shoko

スペンサー ダイアナの決意のShokoのレビュー・感想・評価

3.6
142本目。劇場鑑賞37本目。
スペンサー ダイアナの決意 観ました。
昨日公開かな?クリステンスチュワート主演のダイアナ妃の話です。
音楽がジョニーグリーンウッドなんだけど、ファントムスレッドのときから大好きでこの映画も日本に来るより前からサントラ聴きまくってたから、そのためだけに観に行った。ジョニーグリーンウッドってほんと変態の天才って感じで最高。

『1991年、クリスマス。英国ロイヤルファミリーの人々は、いつものようにエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスに集まったが、例年とは全く違う空気が流れていた。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の仲が冷え切り、不倫や離婚の噂が飛び交う中、世界中がプリンセスの動向に注目していたのだ。ダイアナにとって、二人の息子たちと過ごすひと時だけが、本来の自分らしくいられる時間だった。息がつまるような王室のしきたりと、スキャンダルを避けるための厳しい監視体制の中、身も心も追い詰められてゆくダイアナは、幸せな子供時代を過ごした故郷でもあるこの地で、人生を劇的に変える一大決心をする──』っていうあらすじが公式に書いてある。
クリスマスの3日間にスポットを当ててるんだけど、私は期待せずに観に行った分すごくよかった。
すごくよかったんだけどひたすらメンタルやられてる人を観続けるのでめちゃくちゃ疲れた。そしてわかりすぎる。ダイアナもちゃんとすごく愛されてるんだけど、それよりも王室のしきたりとか体裁を大切にしないといけないことに追い詰められてイヤってなって摂食障害だっけ?になって幻覚が見えたり奇行に走ったりしたんだと思うんだけど、もっと周りの愛に気付いたらもうちょい幸せだったんじゃないのかなーと思ったけどこれは外野だからそう思うんだろうな。私もあの環境に放り込まれたらたとえ旦那が浮気してなくてもイヤイヤになりすぎてメンタル終わってると思う。
そんな中でも子供と過ごす時間とか唯一友達といえる衣装係のマギーがいて、なんとか自分を保てたんだろうな。ていうかさ、マギーがサリーホーキンスなんだけどもうほんっと、サリーホーキンス良すぎた。この人ってなんでこんないちいちいいんだろ。
ラストのダイアナとふたりで海に行くシーンでダイアナに告白するところ(あれって結局冗談だったってこと?本当に恋をしてたの?)よすぎてあそこで映画の評価爆上がりした。
あとは料理長のダレン(ショーンハリス)もよかったし(あの声がツボ)肝心のクリステンスチュワートがかわいくてかわいくて…ダイアナ妃のこと結局そんなに知らないんだけどちょっとかわいく脚色しすぎではってぐらいかわいかった。足ほっそだし。
ラストの踊るところとかもうめっちゃ好きすぎる。
子供と兵士になりきって質問しあうシーン(最高のクリスマスとは、みたいなやつ)あそこ泣けたよね。
そして衣装がおシャネルなんだっけ?もうなにもかも最高すぎて、ポスターにもなってるドレス、最高。表彰したい。映像のちょっとぽやっとした色味もすごい好きだったし、美しさにかなり特化してた。美しいドレス、かわいいクリステンスチュワート、他になんかいる?もう十分。大満足。
あのドレスで廃墟に行くところもさ、なんかもう見せ方わかっとるな〜っておもった。
冒頭で言った音楽も狂うぐらいよかった。最高。音楽聞きに映画館で観てください。
おかあさんと観に行ったんだけど共通の見解は旦那が最悪。カミラも最悪だわ、アホタレ。
でもさ、ダイアナは多分結婚に向いてないよ、なんかそんな気がした。離婚できてよかったねほんと。
あーそういえばブーリン家の姉妹のことフワッと思い出しておいてめちゃ助かった!
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