SPNminaco

マシュー・ボーン IN CINEMA 赤い靴のSPNminacoのレビュー・感想・評価

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可動式舞台内カーテン(両開きの幕)を使って、劇中舞台を入れ子構造で表現してる。もともとバレリーナの物語だから、『白鳥の湖』『カルメン』『シンデレラ』ほど大胆な翻案ではなく、かなりシンプルな印象。赤い靴の象徴性や禍々しい残酷さも期待よりは物足りなかった。列車の大きさは舞台で映えるけど、何せ1950年映画のクライマックスがインパクト大きいから…。レルモントフだけは映画よりも複雑なキャラクターになってて、むしろ彼の方が板挟みで苦悩してたようだった。
良かったのはやはりアンサンブルの群舞、アダム・クーパーの色っぽさ、エジプト壁画コスプレのコンビ、赤い靴をめぐるダンサーと作曲家の攻防を演じた振り付け。とりわけカーテンコール好きとしては、劇中とリアルの2度楽しめて嬉しい。