ぐっさん

マルコム&マリーのぐっさんのレビュー・感想・評価

マルコム&マリー(2021年製作の映画)
2.9
NETFLIXオリジナル映画
「テネット」で大活躍したデンゼル・ワシントンの息子ことジョン・デヴィッド・ワシントンと「グレイテストショーマン」でご存じゼンデイヤ主演者2人のみで展開されていく男と女の物語。

 可もなく不可もなくといえるストーリー展開だったけど男と女一緒に居ればよくあることだよぇ~と学ぶとこはいろいろあったし、長回し撮影や渡る世間は鬼ばかり並みの長ゼリフは舞台を見ているかのようにのめり込めたし、特に良かったのは全編モノクロ映像だけどミュージックビデオみたいな映像演出はカッコよかったですよぉ~。

 自分の作品のプレミア上映を終え帰宅した映画監督マルコムとその恋人マリー。漂い始めた不穏な空気の中、明らかになる事実に翻弄される2人の愛は一体どこへ向かっていくのか・・・という物語。

 郊外の家で展開される男女の物語。実は撮影された日、脚本執筆、企画をやっていた時期はなんと昨年のロックダウン中に実行されていたそうで、この状況下でも楽しませるために頑張るさすがエンターテイメントの国だなぁ~と感心させられたし、だれもいない郊外のまさにポツンと一軒家ともいえる豪邸でしかもモノクロ映像だけどカッコイイ演出はよかったですねぇ。とくに、寝室の誰もいないベッドを映しているけどそこから窓越しにマルコムがポツンといるシーンは最初マルコムどこ?と思ったけども、ちょっとお気に入りです。(笑)(日本だったら絶対どっかの田んぼで農作業している人が映っているかも(笑))そして、モノクロなので衣装や下着の色まで想像させられるマリーの姿もグッドだし言いたいとこをハッキリ言う性格もいい。

 予告を観て男女イチャイチャ~ンとするような恋愛物語ではなく、男女の恋をテーマにした物語なんだろうなぁ~そして意外なことが起こるのかなぁ~と思って興味が出てみたのですが
ズバリ言って

 その期待値からプラスになることはありませんでした。(笑)

 でも、長年一緒にいればこんなことあるよねぇ~といえる不満の言い合い合戦はちょっと納得できるし、言い合ってゴメンと謝ってまた言い合って・・・といえるストーリーの内容は男性側の私もあっ学ばなきゃいかん気をつけなきゃいかんなと思わせてくれのでご注目していただきたい。

 マルコムとマリーを演じているキャストもちょうどいいといえるキャスティングで良かったです。とくにデヴィッド・ワシントンはテネットを観た後だから、あんだけ活躍してこっちの作品で恋人に怒られシュンとして言いたいことを言ってのギャップがいいですねぇ。もっと注目していきたくなりました(笑)

 このステイホーム時期、家で夫婦・カップルが一緒にいる時間が多くなっているでしょうが、この作品を観て、ギスギスせず末永くお幸せにしてもらえるような教材作品だと私は思いました。
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