伏見の剛力

アクアマン/失われた王国の伏見の剛力のレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
3.4
さらばDCEUありがとうDCEU最後の足掻きを見せておくれDCEUなんたって前作に引き続きアクションの名手ジェームズワンですからねもう この際 奥深い ストーリーなんて期待してませんよ爽快なアクションでお釣りが来るってもんですよ アクアマンは。

お釣りは返ってきませんでしたね。

前作はニコールキッドマンとアーマー着た雑魚との戦いやブラックマンタになる前の海賊とアクアマンとの戦い、アクアマンか捕まる前のアーマー着た雑魚との戦い、シチリアのメラのパルクールやブラックマンタとアクアマンなどなど水中以外の対人戦が秀逸でそこだけでも観る価値は多いにあったんですが本作はワンシーンワンシーンのアクションが短いんですよね。

前作のシチリア並のアクションいやそれ超えの尺で気分爽快にしてもらいたかったんですよ私は。

水中戦も豊富っちゃ豊富でしたがCG満載の水中戦だとジェームズワンのカメラアングルや攻撃食らった相手の吹っ飛び具合の良さが上手く出せない気がしますね。

序盤のアンバーハードとニコールキッドマンの水中レースは非常に見応えがありましたしああゆうワンカットで何してるかわからないゴチャゴチャシーン好きなんですよねてか侵入者に王様の母親と王妃が先陣切るってどんだけ頼りにならないんですかアトランティス王国の兵達は。

ただニコールキッドマンに関しては前作の冒頭以上の陸でのアクションを期待していましたが少々 残念でしたね、ネットニュースなど読んで覚悟していましたがアンバーハードが思いの外画面に映っていて安心しました。

前作でのアクアマンのボケをメラがツッコむ漫才コンビ感は薄れていましたが結婚して子供も生まれたので落ち着いているのは仕方のないことでしょう。

全体的に陸海のアクションがスケールダウンしたことは否めません、陸に関してはブラックマンタが1番心躍るアクションしてましたし海は前作でね~オームとアクアマンの決闘や最後の全面戦争、レディプレイヤーワンやガンダムでよく見る宇宙戦争規模のあのゴチャゴチャ感を楽しんだ私からすればショッボという感想しか持ちえません。

てっきり前作でトライデントを得たアクアマンですからスケールアップして陸VS海の地獄絵図のお祭り戦争を期待してたんですよ話が進むにつれアクアマン達陸に上がっていきますから逆にブラックマンタが海に適応してますからねいや逆かいお前らと。

トライデントってただ海の生物を支配できて耐久性最強なだけですか?もっとなにかこう海全体を操れたり渦巻きやら洪水やそうそうリトルマーメイドのアースラのように最強の武器として使えないんですかね?こじんまりしてたんだよねこれがうん。

要はアクアマンの1作目からの強さにおいての進化があまり垣間見れずトライデントはオーシャンマスターの証以外に耐久性とあの潜水艦をあれするだけじゃんと拍子抜けでしたね。

ちょっとね そこはご愛嬌でしょう と思われるかもしれませんが冒頭のブラックマンタたちが無防備に怪物がいる暗闇の空間を泳いで探索するのがどうも引っかかるんですよねあれなかったらどうするつもりだったんだと。

凄い良いタイミングで助けが入る展開多々ありのウィリアム デフォーは勝手に 疫病で死んだことになっていましたしマイティソー、アイアンマン、ブラックパンサーなどの既視感がエグかったですがジェームズワンはやる気がないのではなく同じジェームズのガンにワンが振り回された大人の都合なのでしょうねストーリーなんてなくてももっと気持ちよく出来たと思いますよなんせワンなんですから。

ガルガドットやベンアフ無理に出てこなくて良かったですよ余計に寂しくなりますから。
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