great兄やん

レミニセンスのgreat兄やんのレビュー・感想・評価

レミニセンス(2021年製作の映画)
2.9
【一言で言うと】
「“過去”は盲目」

[あらすじ]
世界中が海に沈んでしまった近未来。他人の記憶に潜入する能力を持ったエージェントのニックのもとに、検察からある仕事が舞い込む。それは瀕死の状態で発見されたギャングの男性の記憶に潜入し、謎の多い新興ギャング組織の正体と目的を探るというものだった。男の記憶に登場する女性メイが、鍵になる人物だとにらむニック。彼女を追ってさまざまな人の記憶に潜入していくが、その裏では巨大な陰謀がうごめいていた...。

期待外れ...とまではいかなかったけど、コレジャナイ感が凄まじかった(^_^;)

とにかく惜しい!!としか言いようがない!!(^◇^;)
観てる間なんでそっちの方向に行っちゃったんだ!!っていうストーリーで観ていてただただ頭を抱えるばかりでしたね🤦‍♂️
こっちとしては無骨なSFノワールを期待してたんですけど...な〜んであんな感じになっちゃったのかな〜😩...

まずストーリーが本当にダメ。というか、変に安っぽい。
ヒュー・ジャックマンとレベッカ・ファーガソンという十分活かしきれるキャストがいるにも関わらずストーリーが全て台無しにしてしまった感じ。

予告編とかでは消えた美女を追え!だとかジョナサン・ノーランが贈る映像体験!だとかホザいてますけど、マジでアテにしない方がいい。
期待値上げといていざ蓋開けたらチープなメロドラマって...これ逆にジョナサン・ノーランに失礼でしょ😓

それでも消えた美女・メイを追うヒュー・ジャックマンは役柄そのものが惨めながらも風格然り相変わらずカッコ良いですし、レベッカ・ファーガソンに至ってはもう相変わらずというのも失礼なくらいメチャクチャ綺麗。
ウルヴァリンの時では何もかもが無敵のイメージだったヒュー様ですが、こういった“弱い”キャラクターも卒なく演じれる所が役の幅広さを感じれて好きなんですよね〜😙...

それから水に支配された都市のビジュアル然り、流石ノーラン家の血筋なのかは分かりませんが非常に観ていて没入感溢れる世界観でした🤔
ただやっぱり世界観が良いだけに...いやホント、ストーリーって大事ですよね😅…

とにかくスケールの大きい舞台にスケールの小さすぎるストーリーと、余りにも分不相応な出来上がりに期待も楽しみも損なわれてしまった不憫な映画でした。

記憶を辿って事件を解明していくっていうプロットも活かし方次第ではメチャクチャ良くなっただろうけどそれも…ですし、それ以前になぜジャンルをラブストーリーにした!?!?といった印象がメチャ強かったです(~_~;)

ヒュー様とレベッカ・ファーガソンが好きな人以外はあんまオススメできないし、かく言う自分もIMAXで観たことをちょっとだけ後悔しております(^◇^;)

少なくともあんな恋に溺れまくったヒュー様は観たくなかったなぁ〜😩...