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アレックス STRAIGHT CUTのkazu1961のレビュー・感想・評価

アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)
3.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-427
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋とにかく不快。。。20年前にもオリジナルを観て同じ気持ちになった事を思い出しました。確かに“芸術”“挑戦”“衝撃”という意味では評価されているのは理解しますが、個人的には好きにはなれない作品です。

🖋2002年の第55回カンヌ国際映画祭最大の衝撃作と宣伝されたオリジナルの『アレックス』、イタリアの至宝とまで言われた女優モニカ・ベルッチが受ける陵辱と、その復讐劇の衝撃的な映像、エンディングテロップから始まり時系列を逆から描くという挑戦的な構成で、賛否が巻き起こった作品。本作は、そんなオリジナルを監督自らが時間軸に沿った物語へと再構築し編集した“逆転完全版”とも言える『アレックス STRAIGHT CUT』として生まれ変わらせた作品です。

🖋なるほど、オリジナルとは違った作品の感覚になるのですが、時間軸に沿った物語にしたが故に、オリジナルより不快感が増大。SEX、ドラッグ、ホモ、レイプ、殺戮。。。光の点滅や、映像の倒錯、不安を煽る音楽と過剰な演出がより不快感を増大させます。

🖋映画としては、私たちのささやかな幸福は何の理由もなく一瞬にして壊されること、そして何もそれを止めることはできないという無慈悲な現実を突きつけているようですが。。。

🖋やっぱりチャレンジングな作品と認めつつ、どうしても好きになれない作品。。。レビュー点数低くてすいません!!

☠️Story:(参考: 公式サイト )
恋人のマルキュスと暮らし愛に満ちた幸せな日々を送るアレックス。ある日、共通の友人でありアレックスの元恋人のピエールと共にパーティーに呼ばれた。急な故障で車を出せなくなったピエールは不機嫌で、未だ未練があるアレックスに対しての愚痴が止まらない。そんな彼を受け流しながら地下鉄で会場に向う三人。しかし、パーティーでハメを外すマルキュスと些細なことで口論になったアレックスは、心配するピエールを振り切り途中で帰ってしまう。一人で夜道を歩くアレックスはショートカットのために普段は使わない地下道で突然男に襲われ、激しく暴行を受け凌辱されてしまうのだった。変わり果てたアレックスの姿を見たマルキュスは、自責の念に駆られ絶望し、怒りに任せて犯人を探し出そうと夜の街を彷徨い、ピエールは落ち着かせようと同行する。

🔸Database🔸
・邦題 :『アレックス STRAIGHT CUT』
・原題 :『Irreversible - Inversion Integrale』
・製作国 : フランス
・初公開 : 2020
・日本公開 : 2021/10/29
・上映時間 : 90分
・受賞 : ※※※
・監督 : ギャスパー・ノエ
・脚本 : ギャスパー・ノエ
・原作 : ※※※
・撮影 : ブノワ・デビエ、ギャスパー・ノエ
・音楽 : トーマ・バンガルテル
・出演 : モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル、アルベール・デュポンテル、ジョー・プレスティア

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
フランスの鬼才ギャスパー・ノエ監督が2002年に発表し、過激な描写で賛否両論を巻き起こした問題作「アレックス」を再編集。エンディングテロップから始まり時系列を逆のぼるという挑戦的な構成で描いたオリジナル版を、ノエ監督自らが時間軸に沿った物語へと再構築した。恋人マルキュスと幸せな毎日を送るアレックスは、元恋人でマルキュスとの共通の友人でもあるピエールと3人でパーティへ出かける。パーティでハメを外すマルキュスと口論になったアレックスは、心配するピエールを振り切って1人で帰路へつくが、地下道で男に襲われ激しく暴行されてしまう。変わり果てたアレックスの姿に絶望したマルキュスは、怒りのままに犯人を探し出すべく夜の街をさまよい、ピエールはそんな彼を落ち着かせようと同行する。モニカ・ベルッチが主演を務め、恋人マルキュスをバンサン・カッセルが演じた。
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