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エル プラネタのデイのレビュー・感想・評価

エル プラネタ(2021年製作の映画)
3.8
開始何分か経ってスペイン🇪🇸映画だと気付きました💦
オシャレモノクロフランス🇫🇷映画かと…。

凄ーく面白い訳では無いけれど、何だか好き!!

アマリアウルマン監督、脚本、主演
(凄いかたらしい…)

このアマリアのルックスが好き過ぎます!
アマリアの真っ赤な口紅(白黒だけれど)

アマリア演じるレオ…レオのママはアマリアの本当のママであるアレウルマン。

で、実話ベースでしたか!!

ロンドンに留学していたレオが故郷スペインの海辺の町ヒホンに戻ると待ち受けていたのは、貧困!!

亡くなったパパの保険金を(ママと)使い切ってしまったから…。

住んでいるアパートも立ち退き命令されているし、家にある食べ物はクッキーとかぐらいしか無いし、(デニッシュやフルーツもたまに)

ママと高級レストランで食事をしたら、レオが大物政治家と付き合っているから…と、その人の"ツケ"にしちゃうし。

ママは子供みたいな性格なのかな?悲壮感が全く無いような?万引き癖もあるし。
どちらかと言えばレオのほうが、あれこれと考えているっぽい。

でも、レオとママとの関係が微笑ましい…。

ママのスコセッシ監督に会った時の妄想…「シャロンストーンは好きじゃ無いの。どちらかと言えばミシェルファイファー」って言ってるのに!
スペイン語なのに、ミシェルファイファーを"他の女優"と翻訳したな!!

で、この母子は、外出時に
ママは毛皮のコート(季節はいつ??)を羽織り、
レオはイケてるスーツを着て、町を闊歩する。
そしてSNS(インスタ?)ではイケてる生活を送っているように見栄を張っているの。


ヌーベルヴァーグの映画は観た事が無いのだけれど(本当は観たいんです!!)っぽい撮影の仕方がまたイケてて
シーンの切り替わりの撮り方とか。
画面が菱形になったり、コップのドアップとか…。

この作品自体がアート

でも、込められたメッセージ性?

ビーチリゾートであるはずのヒホンの町は高齢化が進み、町行く人々は高齢者ばかりで、とにかく若者が居ない…。

店のシャッターが閉まってるお店がたくさんあって、シャッターのラクガキもあって。

ママだって働こうとしているけど(素振り?)資格も無いし、年齢もあるし…多分、結婚してから仕事して無かったんじゃ無いかなー?
それ、私にも当てはまります(>_<)!!

何年か開いてから、面接受けると
「この間はどうしていたんですか?」
と聞かれて、こっちだって色々とあるのよ!!
結婚してから、面接いくつ受けたかなー?


結局は、スペイン🇪🇸での失業率とかをテーマに描いていたのかなー?

ラストがここで終わるの?ってポカーンとしたけれど、ママがレオに気付かれ無いようにしたのは、ママなりの優しさなのかも。

ラストクレジットはカラーに。
国王家族を見に集まる人々と片や、国王家族が国民に手を降ってる中でデモをしちゃう人々。

スペイン🇪🇸は国土が広くて、何の映画か忘れてしまったけれど、言葉が通じない地域があったり、
UK🇬🇧でのスコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿独立運動みたいな?独立したい地域があったり
(誤っていたら、ごめんなさい🙏)


レオがイケメンチャイニーズの"アマデウス"と名乗る男に騙されて、海で泳いでしまうシーンが好き☆(で、季節はいつ?)


とにかく、アマリアウルマンのこれからの映画界での活躍が楽しみ☆
(彼女のインスタ、投稿が何も無い…え???)
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