九月

ボーはおそれているの九月のネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

未だアリ・アスター作品を観たことがなく観るつもりもほとんどなかったが、最近気になるArchie Madekweが『ミッドサマー』と本作に出演しているということで少しばかり観てみようという気持ちに。

公開された時はまだ映画がここまで好きではなくて、あまり観ることもなかった私にも『ミッドサマー』の評判は聞こえてきていて、観た人の口ぶりが揃って仰々しいものだったので恐らく自分は観ることはないだろうと決め込んでいた。
そんなミッドサマーを上回る狂気だと言っている人もいて、半ば怖いもの見たさだったが…案外余裕で観られたものの、全然面白くなかった。親と子の確執や社会問題に目を向けられているところは面白い、と思いかけたが登場人物の誰にも共感できず、描き方からしてどうでもよくなってしまった。

「Laughing Man」が登場した二秒ほどだけ心臓が飛び跳ねたが、後はそこまでのドキドキも不快感もなく拍子抜け。
しかしながら、この映画のおかげで今後理不尽なことに出くわしたとしても多少は寛容になれそう。
ミッドサマー…観るか迷う。

不思議なことに家に帰った時、疲れている時の昼寝で嫌な夢を見まくってその時はしんどくても、後からすっきりするのと同じような感覚があった。
九月

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