真梨邑ケイ主演で描くXXシリーズ第5作。新米女刑事の紀子は、ふとしたことで妖艶な人妻・ゆうの白い肌に残る鞭の痕を見つけてしまう。やがて、ゆうのマゾヒスティックな性癖が明らかになるにつれ、連動するように次々と殺人事件が発生し…。
真梨邑ケイの雌蟷螂のような妖艶さとセクシーシーンが、見どころ。

#358

「XX」シリーズ第5作目。

今作はエロス多めで、しかもハードコアなSM(汗)。
でもストーリーがかなり良く出来てた。

ストーリーはざっくりいうと、牧村ゆう(演:真梨邑ケイ)が強姦に遭い、悲鳴を聞いた近隣住民が通報して刑事事件になり、刑事の片瀬紀子(演:渡辺真起子)が事件を追うって感じ。

大杉漣が若いし、ハッスルしてるシーンはクスリときちゃった(*´艸｀*)ｸｽｸｽ

容疑者の男のエナメルTバックは強烈な印象で、さすがVシネといえる!!
(T、T、TTTT〜♪)

本っ当にストーリーが秀逸!!
蜘蛛の巣に蝶が引っかかるって当にこの事を言うんだなって思った。

ストーリーは秀逸だけど、ファミリー向けではないし、SMが苦手な人にはお勧め出来ない。

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池田敏春映画で馴染みの大雨から、窓を突き破ってでも部屋に入り込む大杉漣。ただただ大杉漣の佇まいが素晴らしく作品のレベルを一段上げている。墓場での大杉漣と渡辺真起子の会話、丹念にカットを割っていて感心する。なんてことないくだりだが、時間をかけてでもこの二人の芝居を撮りたいとの池田敏春の気持ちが伝わってくる。
重ねた鏡に映るSM、吊るされた死体、車に轢かれた大杉漣のやり過ぎな血の量、人間の落下、ブロック塀に激突する車の事故。池田敏春のアイデアが豊富で90分がっつり付き合えるが、金も余裕もないVシネ、おそらく裏方は血尿垂れ流すぐらいの地獄だったと勝手に想像して震える。ラストはアクションなしに二人の対話からの海。躁的な血みどろと鬱的な静寂、生と死があやふやな池田敏春の美学。