群青

コーダ あいのうたの群青のレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
3.9
2022年劇場鑑賞3作目。


話題沸騰の作品。
リメイク元のフランスの作品は未鑑賞。


泣くぞ泣くぞって思って行ったらダメだな…この作品を観て痛感した。
予告とか人の感想とかもあまりしっかり観たり読んだりせずにただ観に行くだけにしておけばよかったな…
泣いたけどホロリという感じ。もしかすると何も事前準備しないでいったらヤバかったかもしれない…
だが良い作品であることは間違いない。


耳が聞こえない兄と父母を持つ娘が歌の才能があることがわかって、歌か、家に残って仕事を手伝うか悩む話。


何を書いても感動するよ、としか書けないのが難しいところ。かといって自分のようになるべく前情報なしで観てもらいたいし笑

とりあえず父と兄関連のの描写がとても良い。下品だったり粗暴だったりするけど娘(妹)のことをよく考えてくれているしその結果色々な行動をするし。
特によかったのは兄が妹へ思いの丈を言うシーンと、父がなんとかして娘の歌を聴きたい時にした行動のところ。
ほら、観た人はジーンとなってきた笑

主人公関連でジーンとしたのは、先生に歌がどう言うものか聞かれた時の答え方。彼女にとっての第一言語とは手話か話し言葉どっちかってことなんだけど、アレであんなに豊かに表現できるんだってくらいジーンとする。ほらまたジーンとする笑


要はこの作品の強度が高いのは思い出すだけでジーンとするところ。すげえよ笑

そうして色々経験したからこそのラスト。そりゃやっぱり泣くわな。
しかもこの涙っていうのが○○があって、というよりは彼女の姿を見て自然と出てしまう、そんな涙だった。
選曲も良いし。iTunesでまだ買えないんよね…早く欲しい…

非の打ち所がない、とはこのことだな…すげえ良かった…
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