明月

コーダ あいのうたの明月のネタバレレビュー・内容・結末

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

音楽と歌がステキだ。
なんだか、とてもリアルだった。

歌が上手いというのは、素晴らしい。

ーーー
ルビーは、ろうの両親と兄と暮らしている高校生。

漁をして生計を立てている。

両親の性器のかゆみの診察にも、ルビーが通訳に入る。
開けっぴろげで、楽しい家族だ。

合唱クラブに入る。
人前で歌うのが怖い、と逃げ出したルビー。
一人の時は上手に歌えるけど、学校で友達に発音をからかわれたことで、怖くなったらしい。

音楽のヴェルナルド先生に指導を受けて、だんだん才能を発揮する。

マイルズとデュエットすることになるルビー。
君の声にかけたのは、可能性があると思ったからだと。
2人で練習するように言われる。

母親に合唱を始めたというと、
「反抗期なのね」と言われる。
私が盲目なら、絵を描いてたわと。
なんでそんなに自己中心的なのかと怒るルビー。

ルビーの部屋でマイルズと2人で練習する。
途中で、へんな音が聞こえる。
隣の部屋で、両親がセックスしていた。

マイルズと「コンドームを使うのよ」と諭され、「最悪!大嫌い!」と叫ぶ。

学食で、母親の喘ぎ声の真似をされてからかわれるルビー。
マイルズは、ジェイだけに話したと言う。強烈な経験だったからと。

漁業にお金を払って監視員を乗せろと言う組合からの話し合いで、
自分たちで魚を売ると啖呵をきる父。
利益の6割を取られるよりいいから、一緒にやろうと仲間を募る。

通訳に駆り出されるルビー。
歌の練習に遅刻を繰り返し、V先生に次に遅刻したら練習はしないと告げられる。
しかし、母親は、ルビーの事情は考慮せず、取材の予定をいれ、遅刻してしまう。

時間にルーズで準備もしてこない。
入学しても3日も持たないと言われる。
家族と離れたことがないと泣くルビー。

家族に音楽大学に行きたいと告げる。
通訳がいないと事業ができないと反対する。
生まれてからずっと通訳をしてきた、もう疲れたと言うルビー。

母親は、「行かせらない。もし合格したら私たちのベイビーが行っちゃうのよ」と反対している。

マイルズは、ルビーに許して欲しいと謝る。家族が仲良くて羨ましいというマイルズ。

ルビーとマイルズは、崖から飛び込んで仲直りする。

漁にでるローズの父と兄の船に監視員が乗る。
耳が聞こえないとわかり、監視員は危険だと判断し警備隊が乗り込んでくる。免許停止になる。

ルビーが乗らなかったせいにされる。
頼りにしているからだと。
「私のせいにしないで」と泣くルビー。

罰金を払えば再開できる。条件は無線に応答できるように、聴者を乗せるよう指示される。

ルビーが残ると言う。
学校は後回し。
母親は「残ってくれて嬉しいわ」と言う。

母親は、ルビーが耳が聴こえるとわかって、心が沈んだと言う。
分かり合えないんじゃないかと心配したらしい。
ダメな母親なのは、耳が聞こえないせいじゃないから安心してと言うルビー。

兄は「家族の犠牲になるな」と言う。
ここにいたら、ずっと頼りにされちまうと。
ここからいなくなれ、と言う兄。

ルビーのコンサートの日。
ルビーの歌を聴くことはできない両親と兄。
マイルズとルビーのデュエット。
音が消える。
周りの人たちの顔。
歌を聴いて泣いている人。

V先生は、ルビーが大学に行かないのは損失だというが、ルビーは両親に伝えない。

父が、「俺のために歌ってくれるか?」と頼む。
ルビーは、頼まれて歌う。

次の日、朝早く起こされるルビー。
「どうせ追い出すなら家族で追い出さなきゃ」と家族で試験に向かう。
ルビー。
V先生がきて伴奏してくれる。
そして客席に家族が。
手話しながら歌う。
「青春の光と影」

そして、合格するルビー。
マイルズとは、離れることに。

ずっと一緒だった家族と離れて進む。
爽やかな旅立ちだ。
明月

明月