シャトニーニ

007/美しき獲物たちのシャトニーニのレビュー・感想・評価

007/美しき獲物たち(1985年製作の映画)
4.0
シリーズ第14作!EMP爆弾の危機から世界を救え!
のっけからスキーアクションでボンドが加齢に、いや華麗にキメていく!
サンフランシスコなどを舞台に、クリストファー・ウォーケン演じる天才ゾリンと戦う本作。シリコンバレーの天才が世界にはばたいた世代のボンドでもあります。

主題歌がデュランデュラン、挿入曲にビーチ・ボーイズというなんともカルチャーで豪華なこと。シンガー出身でエキセントリックな見かけのグレース・ジョーンズ演じるメイデーも身体を張っていますね、ダークな肌に一途な乙女の本性を隠すアクションヒロイン。

火事からの脱出アクションから街を文字通りデッドヒートする場面転換は、当時の身体と予算を張ったアクション映画スタントの移り変わりがわかります。こうみえて疲れまんねん


長い間マネーペニーを演じていたロイズ・マクスウェルは本作が最後、花を贈ると思ったら新人秘書に鼻を伸ばすボンドらしいムーアもこれで降板、いやぁもう還暦近いなんて思えないくらいキレッキレでしたよ、僕にとって永遠のボンドでしたから。

潜入するため現場仕事でメット被った現場ボンドが見られたり、ボンドが手料理してるところも見られる。あと、寝ている乙女に毛布をそっとかけてあげたりする、オッサンというかおじいちゃんボンド。。。丸くなったな!