rayconte

フィアー・ストリート Part 1: 1994のrayconteのレビュー・感想・評価

5.0
ロバートローレンススタインの原作を三部作に渡って映画化。
1994、1978、1666の三つの時代からなるホラーシリーズの一作目だ。

ティザーからわかってはいたけれど、まあストレンジャーシングス感が強い。
雰囲気はほぼそのままと言ってもいい(だってショッピングモールでバイトするオタクぽいマヤホークだぞ?)

プロットは、街に伝わるある呪いからティーンエイジャーがあの手この手で逃れようとする典型的なもので、特に驚きはない。
無敵の殺人鬼、鈍感な大人、あまーいラブと、一通りホラーのセオリーは押さえている。
呪いの殺人鬼大集合したり、幽霊を物理で倒そうとしたり、なんだかバカバカしくてゆるい感じもあって笑ってしまった。
ただし、ほのぼのしているわけではなく、グロは結構強めなのと、脚本がキャラに対して容赦ない。
このへんは、ストレンジャーシングスというよりサマーオブ84に近い。
しびれるような刺激と、思い通りにはいかないほろ苦さ。
やっぱ真夏のホラーはこうでなくちゃな。

これが三週連続公開という贅沢さで、嬉しいかぎりだ。
今年もまだ海にも旅行にも行けそうにないけど、なんか夏乗り切れるっぽい、大丈夫そっす。
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