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ブルース・リー/死亡遊戯のkazu1961のレビュー・感想・評価

ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)
3.4
▪️Title :「ブルース・リー 死亡遊戯」
Original Title :「Game of Death」
▪️Release Date:1978/04/15
▪️Production Country:アメリカ・香港
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-214 再鑑賞
▪️My Review
今の時期のCG技術ならもっと精度高くリーの代わりシーンでも制作できたでしょうね。「スターウォーズ」のレイア姫(キャリー・フィッシャー)のように。。(動画に顔画像の張り付け、過去の作品のシーンの挿入には違和感が多すぎました。。)
リー本人による撮影フィルムはおよそ100分程度であったと推定され、そのうち90分以上が現存しているそうです。O.K.テイクのみで35-40分程度になるんですね。
主役の登場人物ビリー・ローを映画スターに設定することによって、ブルース・リーの過去の映画のシーンを流用しながらストーリーを進めていくアイデアは素晴らしいと思います。例えばビリー・ローが銃撃されるシーンは『ドラゴン怒りの鉄拳』のラストシーンの撮影時という設定になっていますよね。しかし残念ながら安易なストーリー展開や、つぎはぎの映像などかわ気になって映画として褒めるところが少ない作品になってしまってます。しかし、この映画には別の価値があります。ブルース・リーを観ることができるという価値ですね(特にラスト近くの3人との格闘シーンは流石です!!)
映画の内容が良くなくても、質が低くても、登場するブルース・リーの姿を観ているだけで、その姿に見とれ、見入ってしまう不思議な映画です。それほにブルース・リーの姿には人を引きつける魅力があるんですね!!
圧巻なのは実際のブルース・リーの葬儀のシーンが挿入されたこと。本作に出てくる葬儀映像は、ブルース・リーの葬儀の際の実際の映像を使用しています。したがって、大理石の棺に眠るリーのデス・マスクも本当の死に顔なんですね。。。

▪️Overview
ブルース・リーが1972年秋にクライマックスのアクション・シーンのみを撮影後中断、急逝により未完となった。五年の紆余曲折の後『燃えよドラゴン』の監督ロバート・クローズとサモ・ハン・キンポーを起用し、ハリウッドのキャストで脇を固め、リーの代役にユン・ワーやユン・ピョウを使って追加撮影して完成させた作品。製作はレイモンド・チョウ、製作協力はアンドレ・モーガン、監督は「燃えよドラゴン」のロバート・クローズ、音楽はジョン・バリー。出演はブルース・リー、ギグ・ヤング、ディーン・ジャガー、ヒュー・オブライエン、コリーン・キャンプ、ロバート・ウォール、カリーム・アブドゥル・ジャバール、ダニー・イノサントス、メル・ノバック、チ・ハンサイなど。
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